スクリーンショット 2019-08-06 2.00.37



SPONSORED LINK 



概要


自動車修理会社・社員の1日


トヨタの自動車修理の会社で働く、エリナ(30歳)の1日に密着します。



朝〜出社

午前7時40分、起床。彼女は2階建の家に両親と共に暮らしています。これは日本ではとても一般的です。夜にお風呂に入るのが好きだそうで、朝シャワーは浴びません。


化粧にかける時間は15分ほど。着替えをして、下の階にあるダイニングへ行きます。

朝ごはんは、お母さんがおにぎりを作ってくれていました。それと麦茶、そして彼女の大好きな紅茶味の豆乳をカバンに詰め込み、8時15分に出かけます。


東京のような大都市とは違い、彼女は車で通勤しています。家にある駐車場は2台分とも埋まっているため、近所の駐車場を借りて車を停めています。


彼女の住む都市の名前は豊田市といいます。自動車のトヨタの名前を取ったものです。トヨタの本社もここ豊田市にあります。市の人口の85%が、車産業に従事しています。

豊田市のある愛知県は、日本国内のどこの県よりも車の登録が多いです。


さて、仕事に向かう車内でエリナはおにぎりを食べ、カーナビスクリーンでニュースを見ています。運転すること15〜20分、職場に到着です。


8時45分。駐車場から職場に向かって歩いていると、自動車整備士の人々がラジオ体操をしていました。彼らはこれを毎朝始業前に行なっています。これは、1928年から続く、日本の昔ながらの慣習で、今でも行なっている会社はあります。

ラジオ体操の後、整備士さんたちは朝礼を行い、その日の予定についてなどを話します。


エリナの働く会社の名前は、愛豊電気。自動車修理の会社で、従業員は30人でその多くが整備工です。エリナは、大抵の人と同じように月曜〜金曜まで仕事をしています。ただ、彼女は2週に1回土曜日も出社します。



始業〜

職場に着くと、出勤簿に判子を押します。これは随分古いタイプですね。


9時、布巾で、社内の机の拭き掃除をしていきます。日本の小さな会社では、日々の清掃サービスを契約していません。代わりに、従業員の掃除に頼っています。


掃除が終わったら、机に戻って経理事務の仕事をします。同様の仕事をする女性がもう2人いるそうです。

上司から紙を渡されました、”これは、別の場所で働いている人たちのお弁当注文用紙です。これからFAXします”。

FAXがまだ使われているんですね・・・!日本で名刺交換をすると、とても有名な企業もいまだにFAX番号を持っていることに気がつきます。


エリナは顧客との電話が終わった後、しばらく待ってから電話を切りました。日本では、顧客よりも前に電話を切ることは非常に失礼だと考えられているからです。


さて、彼女が忙しそうなので、その間に会社の中を見て回りましょう。

ホワイトボードに、たくさんの指示書が貼られていました。これらは、整備士さんたちがその日に修理する内容の一覧です。


社内には神棚がありました。これも日本ではとても一般的です。こちらは、仕事での幸運を祈願しているのです。風水的なこともあり、いつでも同じ方角を向いていなくてはなりません。


エリナは領収書をノートに貼り付けています。その作業が終わり、11時10分、これからお弁当を取りに行きます。他の人々のお弁当の注文と受け取りは彼女の毎日の仕事の1つです。手短にタバコを吸ってから出かけます。


お弁当屋さんでお弁当を受け取って、会社に戻って来ました。

11時30分、お茶の準備をします。誰もが自分の飲み物を自販機で買うことはできますが、この仕事は必要とされているのです。”今日は涼しいので、温かいお茶を作ります”、彼女は天候によって作る飲み物を変えているようです。


休憩室にお弁当などを運び、みんなが食べやすいようにセットします。

”お弁当は、お味噌汁付きで1つ500円です”、会社が補助を出してくれるので、実際に支払う金額は350円だそうです。

整備士の皆さんがやって来て、部屋にあるテレビを見ながら昼食を摂ります。

ーお弁当の内容はいつも同じですか?

”魚か、お肉かですね。あとはお弁当屋さん次第です”。



お昼休憩〜午後の仕事

12時、エリナはお弁当を持って、違う部屋にやって来ました。

ーあれ、みんなと一緒に食べないんですか?

”横にやってお昼寝をするので、こちらの部屋(レザーのソファがある待合室)に来ます”

その言葉通り、エリナは食後にソファに横になっていました。


午後1時、エリナは整備士の皆さんが食事を摂った後の休憩室を掃除したり、湯呑みを洗ったりします。お弁当のゴミなども回収しました。


1時20分、これから車でお客さんのところへ部品を届けに行きます。

同行した他の社員さんに話を聞きました。

ーどうしてこの仕事を選んだんですか?

”車が大好きだからです”

ー一番好きな車は?

”日産シルビアS15です”


2時30分、会社に戻って来ました。事務仕事を行います。

3時45分、従業員各人向けの給与明細の準備を行います。昔ながらの日本の会社はいまも紙ベースなのです。

4時15分、本日2回目のタバコ休憩です。缶コーヒーを自販機で買って来ました。工場隅で、整備士の方と2人でタバコを吸います。


休憩後、机に戻り仕事再開です。社長がもらって来た名刺をスキャンして、PCに取り込みます。初対面の相手と名刺交換するのは、日本の仕事文化において非常に重要です。


その後、倉庫から車の部品を取り出し、整備士の皆さんのところへ持って行きます。

彼女は、オフィスにおける仕事はなんでも行なっているんですね。


5時半。会社内にあるゴミ箱のゴミを1つの袋にまとめて、捨てます。それから社内に戻り、お金を数え、会計の仕事をします。



退社

6時4分、まだ残っている人々に挨拶をして、職場を後にします。

標準的な労働時間の上限を決めている日本の会社がいくつもあります。もちろん、まだまだ異常な長時間労働の会社もありますけどね。


6時半、帰宅です。ペットの犬を始め、家族が温かく迎えてくれます。

7時、家族揃って夕食です。エリナに予定がないときは、大抵お母さんが夕食を用意していくれています。今日のメニューはハンバーグ!最高ですね。


食後はTVを見ながら、家族みんなでまったりします。



■引用元



SPONSORED LINK 


海外の反応



・この仕事は、普通のサラリーマンとかよりも、イケてるし、生活の質も良さそう。





・彼女のこの会社での役割は、会計士っていうよりも、お母さんって感じ。





・仕事場で昼寝とかレジェンド。俺らも学校での昼寝が必要。





・俺はアメリカの車のパーツ屋で働いてるんだけど、日本の車についてのビデオ見るの大好き。日本のことが大好きだし、行ってみたいと思うけど、ただただ全てが違いすぎる。





・整備工の人たちは、NASCARとかF1レースのピットクルーみたいな格好してるんだね。





・彼女は、この会社で一番価値ある人材だな。





・毎朝のストレッチとエクササイズは、健康を促進するし、仕事での怪我を減らすよね。いいことだと思う!





・彼らの作っているものの質の高さが大好きよ。それに、日本人の生活について見るのも大好き。





・アメリカの店で働くこととは大分違うなあ。アメリカの方は、なんていうか・・・頑張れよ、怪我すんなよ、自分を傷つけるなよ、みたいな感じ?まあ、頑張ってくれ。





・日本文化と仕事倫理って、純粋な愛って感じ。ランチの昼寝は夢みたい。俺はいつもそれを求めてる。パキスタンより愛を込めて。





・僕、小さな飛行機の中で働いてる。この場所は、僕の職場の100倍綺麗・・・。





・運転しながらテレビを見る・・・トラックの運転手だけがそんなことを許されてると思ってた・・・。





・3.50ドルでこんな素敵なランチなんて・・・いいなあ。





・イギリスとは大分違うんだなあ。僕たちは、毎日働くことを求められるよ。





・もしもアメリカで上司が部下にオフィスを掃除するように言ったら・・・”そんなの私の仕事じゃない!”って怒鳴られるよ。ストレスになったって不平を言うだろうし、訴えると思う。



ひとこと


割と余裕のあるタイプの生活


SPONSORED LINK 


SPONSORED LINK