概要
2019年 日産マキシマSR-4ドアスポーツカー?
最初のリリースから約40年、日産は今もマキシマを重要視しています。
日産は、2106年に発売したジェネレーションを”4ドアスポーツカー”としています。
2019年には、アバロンやキアのカデンツァへの対抗車種として、マキシマに少しだけ新しいエッセンスを入れて発売しました。
外装
前の世代のものは、とてもユニークな見た目の素敵な車でした。今回、日産は外装を少しだけ変えています。最大の変更点はヘッドライトで、マルチリフレクターフルLEDライトが標準装備されています。シグナル、フォグライトもLEDです。Vモーショングリルはこれまでと変わりありません。日産のエンブレムの後ろには、クルーズコントロールなどのセンサーが入っています。モーショングリルは、日産の昔ながらの見た目と言えるでしょう。
ホイールは19インチで、黒色で仕上げがされています。これは、243-40 シリーズタイヤです。大抵のセダンでは235なので、これらはちょっとだけ大きいのです。
ホイールベースは109.3、長さは192で、前のジェネレーションのものよりも短いです。
天井から後ろにかけては流れるようなデザインです。僕はあまり好きではありませんが。
後ろ側も、ちょっとだけデザインが変更されています。テールライトもLEDです。
4つの尖ったマフラーは、車のバンパーと繋がっていません。後に付けられたものです。
後ろには、1つの排気しかありません。V6エンジンは、ギシギシしたVQエンジン音を出します。良い音ですね。
トランクは、14.3立方フィートの容量があります。他の対抗車種に比べて、2立方フィート少ないです。トランクの床下には、スペアタイヤが入っています。
内装
車の鍵は、標準的なインテリジェントキーです。運転席側ドアの取っ手にも押すと鍵をかけられるボタンが付いています。
シートには、オレンジのステッチが入っています。ダイヤ柄のアルカンターラ生地とレザーが使われています。座席にはヒート・クール機能が付いています。希望があれば、ベージュやオレンジレザーへのアップグレードができます。
内装のデザインは、あまり変更していないようです。
中の高さはちょっと低めな気がします。この前運転したアルティマよりも低いかな。
ドアを閉めた時の音は重みがあるけど、音ほどには重みを感じません。
ダッシュボードやドアパネルにも赤色のステッチが入っていて、目をひきます。レザー部分の触り心地もソフトです。
ハンドルの持ち手部分は、スエードアルカンターラ生地です。ヒート機能が付いています。SRモデルには、とてもGTR-Sっぽいパドルシフターが付いています。
ハンドルはマニュアルで傾斜を変えることができます。プラチナムパッケージでは、電動で動かすことができます。
8インチのタッチパネルでは、アップルカープレイ、アンドロイドオートも使えます。
ナビの画像は古い感じですが、問題はありません。
上からの角度など、360度見ることのできるカメラシステムもプレミアムパッケージには付いています。全体的にピアノブラックで、アルミニウムっぽい見た目のプラスチックで縁取りがされていていい感じです。縁取りは、木目調を選ぶこともできます。
ギアの下側にはインフォテイメントシステムのコントローラーもあります。インフィニティっぽいけど、インフィニティよりも良いですよ。この車は、エクストロニックCVTを搭載しています。
アームレスト下のボックスの容量は大きめです。ここにはUSBはなく、電源だけです。
アームレスト両サイドからセンターコンソールに続くリアルレザーのステッチも素敵です。グローブボックスもかなり大きいです。
サンルーフはオプションで、1,800ドルのプレミアムパッケージの一部です。もっと開ける部分が広いとよかったのに、と思います。
ヘッドアップディスプレイはありません。総合的には、大体のものはついていると思います。
マキシマは小さなサイズのセダンなので、後部座席はフルサイズのセダンと比べてより狭いです。日産は、レッグルームの広さは34.4インチとしています。対抗車種と比べると、大体6インチ少ないです。
床は水平で、3人が乗るには良いと思います。僕の身長は5フィート7インチですが、後部座席の乗り心地は快適です。気になったのは、後部座席はヒート機能が無いことと、日除けが無いことです。
メカニカル
ボンネットを開けて、中を見ていきます。日産は特に大きな変更は加えていません。
エンジンは、3.5リッターV6です。ポート噴射式で、VQ35DEエンジンと同様です。
300馬力、トルクは261ポンド・フィート。CVT、FWDです。日産は、AWDを加えるべきでした。重さは、約3,500ポンド。選んだグレードによっては、3,600くらいになるかもしれません。燃費もそこまで悪くなく、街中で20、高速で30です。日産は、プレミアムガソリンを入れること、としています。
マキシマは、運転していても楽しい車です。日産が望むような、4ドアスポーツカーではありませんが・・・。
運転の感想
今回運転しているSRグレードは、最もスポーティなマキシマだそうです。僕の嫌いなCVTは、このVQV6エンジンとの組み合わせではとても反応が良いです。動きが速いです。
ちょっとだけトルクステアを感じます。もしも、相当強く踏み込むと、フロントタイヤがバーンアウトしてしまうでしょう。
回転数を保持している時、CVTの音がとても嫌な音を出します。CVTを音で判断してはいけませんね。大事なのは、感応性ですから。反応はとても良いです。
日産は、6シリンダー・エクストロニックCVTでとても良い仕事をしています。
この車は、6秒で60mphを出すことができます。これは対抗車種に比べて速いです。CVTがあるにも関わらず、燃費も良いです。実際に走ってみると、ガロンあたり26マイルでした。
ハンドルは、速いですが、ちょっと重めです。もう少しタイヤからのフィードバックが欲しいかな。SRグレードのハンドルは、ちょっとだけスポーティに仕上がっているそうです。
運転していて飽きません。このV6エンジンは、ちょっとギーギー音がします。トヨタのV6エンジンのように、スムーズな感じじゃありません。でも、とても勢いのあるエンジンです。
運転のしやすさ
運転性しやすさについてです。視認性は、対抗車種よりは良くありません。両サイドのピラーのふくらみがあるので、フロント部分はちょっと良く無いですね。サイド、後部は問題ありません。窓が大きいですからね。
ドライビングアシスタントは、標準装備ではありません。エマージェンシーブレーキシステムは標準装備されています。インテリジェントクルーズコントロール、ブラインドスポットモニターなどが欲しければ、SV、SRにアップグレードする必要があります。
日産のプロパイロットは、この車には付けることはできません。歩行者検出システムは付いています。
フルサイズセダンに期待するよりも、よりしっかりした運転感を得られます。フルサイズセダンって呼ぶのは変な感じですね、だってそう感じないから。
SRグレードの乗り心地は、ちょっとデコボコしてるので、もっとゆったりと乗りたいのならプラチナムグレードかSLグレードを試乗することをお薦めします。
SRにはパドルシフターがあり、スポーツモードがあります。パドルシフターは、7速。でも、これはあまりいい働きはしません。偽のCVT調節機能のようで、反応もゆっくりです。パドルシフターが付いていること自体はいいのですが、ただプラスチックなので、日産GTRに付いているような素晴らしいものとは違います。
僕自身もパドルを使いたく無いので、ドライブモード、スポーツセッティングにして運転していました。
静かさについては、対抗車種の方が静かです。道路の音、ちょっとした風の音もします。強くアクセルを踏み込むとエンジン音がしますし、キーキーとかガタガタという音が後ろ側や天井から聞こえてきます。
今後のマキシマに望むこと
過去のジェネレーションから3年。日産はほとんど変化を加えませんでした。その間に、他のメーカーのセダンは完全な変化を遂げているのに。
僕としては、日産は次世代マキシマではAWDを作るべきだと思います。そして、トランクや後部のボディスタイルをキアのスティンガーみたいに変えるべきだと思います。日産は、スティンガーを対抗車種としているように思います。でも、彼らはQ50の3リッターツインターボV6を使っているのです。Q50は時代遅れになるでしょう。
日産は、マキシマをどういう立ち位置に置くかをちゃんとしなくてはいけません。現在は、ちょっとよくわからない車になってしまっています。なぜこの車を買うかと言ったら、理由は6シリンダーエンジンだからとか、デザインが好きだからとか、マキシマという名前が好きだからとか、だと思います。
さて、この車をしばらく乗ってみてわかったことは、これは4ドアスポーツカーでは無い、ということです。4ドアスポーツカーは、RWDであるべきだし、デュアルクラッチかマニュアルトランスミッションが必要です。そして、もっとエッジが効いていないと。
マキシマはどれにも当てはまりませんが、それでも運転するにはとても素晴らしい車だし、見た目も高級感があります。
次のジェネレーションでは、日産がマキシマを生まれ変わらせてくれることを祈っています。キアがスティンガーを再生したようにね。ここ数年のマキシマに欠けている特別感が必要です。
この車の価格は、ベースSグレードが33,900ドルからのスタートとなっています。
Sグレードは布シートです。ほとんどの対抗車種はレザーなんですけどね。
SVグレードは、2,000ドル追加となります。座席のヒート機能やインテリジェントクルーズコントロール機能などが追加されます。
今回試運転をしたのがSRグレードで、価格は38,000ドル〜です。プラス2,000ドルでプレミアムパッケージを付けることができます。パッケージには、サンルーフや360度カメラ機能などがついています。
これら全てを合わせて、42,500ドルとなっています。驚くべきお得な価格ですね。日産ディーラーはマキシマを結構な額ディスカウントしています。だからこそ、たくさんの車を今も売っているんでしょう。
■引用元
海外の反応
・マキシマ持ち、この車大好きだよ。スポーツカーだとは思わないけど。快適で、燃費の良い、パワフルな車。静かだし、スムーズだし、見た目も好き。もちろん、他にも良い車はたくさんあるけどね。
・ラグジュアリー車じゃないのに、42,000ドル!?インフィニティとかにアップグレードしたほうがいい。
・日産は、信頼性と寿命の問題がある。オートマもかかりが弱い。
・4ドアのスポーツカー(泣笑そして嘔吐)FWD、CVT。受ける。
・CVTは絶対に”スポーツ”にはならない
・これをスポーツモデルと呼んでおいて、CVTじゃん。受け入れられない。
・日産よ、CVTが問題視されてるぞ。
・スポーツカーって言葉の意味を勘違いしてるのでは??
・2007年マキシマの新車を持ってた。たくさん問題あったから、もう日産は買わないな。買うなら、トヨタもしくはレクサスのみだよ。
・日産へーCVTやめろ。キモいデザインもやめろ。
・スカイラインみたいな車で、デュアルクラッチがついてるのが、スポーティだと考えられる。2000年マキシマを持ってたよ。素晴らしい車だったし、魂のこもった最後の車だったな。
・FWDはまあ良い。でも、CVTはあかん!
・見た目はいいね。でも、AWDと日産の7速が必要!
・見た目だけがスポーツセダン。あとは全部が、うえーって感じ。
・CVTは、オートマに起きた最悪なことだな。
・マニュアル無しだって!?ありえん!!!
・くそっ、日産はデザインチームを変えたほうがいい。これは身の毛がよだつわ。
ひとこと
日本ではマニュアルは絶滅傾向ですが海外ではどうなんでしょうね
SPONSORED LINK
コメント
さすがに大衆車のCVTとは違いすぎるよ
全然大トルクに耐えられないし
あ、一応ステアリングとアクセルブレーキだけやるのかw
遊園地の乗り物と変わらんなwwww
そりゃCVTは批判される
個人や会社の意図がストレートにでるから、
どこまで鵜呑みにして良いのか疑問だけど、
韓国車が高評価なのは興味深い。
8割はAT。
東南アジア方面もATが普及し始めている。
日本は既に98%がATでMTはほぼ絶滅していると言っていい。
ヨーロッパは逆にMT率が非常に高い。
ドライブフィーリングを重視する傾向が強いため、ATを嫌う傾向が強い。
既にAT(もちろんCVTではない)の方がMTよりも技術的に速いためスーパーカーなどに導入されているが、それでもMTの需要はヨーロッパでは高い。
ATは軟弱者の乗り物と言われるほど嫌われている。
ただし、最近はATが増え始めているので、いずれはATはヨーロッパでも主流になると思われる。
MT乗りが果たしてATより速く走れるかどうかは疑問だな
わかりやすい
魅力的な車を開発できないスタートできない
時代遅れ
そもそも日本以外ではあまり普及していない方式だし
アメリカ人の大好きなATや欧州で人気のDCTはともかく
ギヤそのものがなく色々と異質なCVTは受け付けない人多いだろうよ
MTとATの差よりも大きいと思う
スポーツドライビングが好きな奴は殆どCVTに否定的だと思うよ
それに今の時代コンパクトカーでも6速7速のATやDCTがあるのに日産やトヨタがCVTを載せるのは投資回収の為に載せてるにすぎない
自分もスクーターみたいな感じが嫌で次は普通のATにする予定
最近は良くなったって聞いてたから期待したが全然ダメだったわ
Vモーショングリル?を無理矢理つけたような顔は良くない。ゴチャゴチャしてる。
トヨタに対抗するにはトヨタの苦手な部分を突かなきゃ勝てないよ。
よく出来た故障しない車はトヨタのイメージとして世界中で根付いてる。反面「電卓」のように退屈な車とも言われてる。
日産はZやGT-Rのおかげ?で走りのいいスポーティな車を造ってるイメージが僅かに残ってる。BMWはブランド戦略が上手い。全てが「駆けぬける喜び」に集約された車造りをしてる。マキシマはデザインだけスポーティと思われてるみたいだね。
アメリカでも同じ扱いで安心しました。
EVやHVはまたフィーリング違うし、セッティング次第のところもあるし。欧州はMTが主流といっても、欧州のスポーツ車メーカーも軒並みMT捨ててんじゃん。お前らがMT買わなくなったからな。好きなら買い支えろよ。
コメントする