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概要


元ヤクザのうどん屋


”日頃の積み重ねしかない。人々に対して、誠実であること自体が、反省や謝罪に繋がると思います”ーそう語るのは、元ヤクザの男性。彼らは、よもぎうどん店を立ち上げます。


福岡県北九州市。オープンまで22日と迫ったお店にやって来ました。

スタッフたちが、忙しくコンロなど調理器具などを掃除しています。中古でもらったものを磨いて使います。

”刑務所で色々な作業はして来たので、こういうのには慣れています”

”むしろ、得意分野だよね”


休憩中のスタッフたちがわいわい話をしています。密着しているのがNHKということで、NHKについて話をしてくれました。

”刑務所では、みんな大河ドラマ見てますよ”

”真田丸、最高でしたよね”

”篤姫もよかった”


”プロフェッショナルも勉強になった。あの番組は、見て感想文を書かなくてはならないんです。本気で書いていました”、そう話す彼ーナカモトさんは、1988年にヤクザに入り、2回刑務所に入っています。2015年にヤクザとの縁を切り、2016年に出所しました。



ナカモトさん

ナカモトさんは51歳。暴力団組織に30年ほどいました。

”就職口もないので、自分たちで事業を立ち上げるしかない。というわけで、北九州名物のうどん屋を始めることにしました”。

北九州では、牛頬肉が入ったうどんが名物です。


(記者)刺青が入っていると、不便なことってありますか?

”刺青は、若者の間で、今ファッションみたいになっています。ですが、小指がないことについては、ファッションではないので。元受刑者といえば、就職先は限られます。指がない、というと更に絞られます”



シンゴさんとツヨシさん

ーオープンまで21日

この日は、友人のうどん店にやって来ました。うどん店店主から、作り方を学びます。

包丁を切るのに苦戦する中、サクサクと切る男性が。

”シンゴ、うまいね。さすが、元テキ屋”


シンゴさん(46)は、6回刑務所に入ったことがあり、2017年に出所しました。

”刑務所で出会った心ある仲間たちと、もう刑務所に入るようなことがないような人生にしていきたいです”


ツヨシさん(37)は、2回刑務所に入ったことがあり、2014年に出所しています。

”仕事を楽してお金を稼ぐタイプで、そのつけが回って来ていました。それじゃいけない、と心を入れ替えようとしています”



ヤクザを辞めた後

ーオープンまで16日。

この日は、うどん作りの練習が行われます。

彼らの秘伝レシピを基に、実際にうどんを作っていきます。

味見に来てくれた友人たちから、”味が薄い”、”うどんの水切りが足りない”、と指摘があります。友人のうどん店店主が、水切りの仕方を再度教えてくれます。


ナカモトさんは、10代前半に非行に走りました。
”僕が若い頃に、両親が蒸発し、ずっと親戚のところに預けられていました。そういう時に、ヤクザの世界に足を踏み入れていったのです”

(記者)過去の犯罪に対して、現在はどう思っていますか?

”一般の方々を巻き込んだり、迷惑をかけたりしたことに対して、申し訳ないと思っています。懺悔、反省の気持ちがあります”


福岡県は、全国に先駆けて、暴力団排除条例を制定しました。こうした条例は全国に広がり、暴力団員は80,000から40,000へと半減しました。


犯罪学者の廣末登さんに話を伺いました。

”ヤクザを辞めて、カタギになろうとしても、受け入れてくれる企業もない。暴力団を抜けても、5年間は暴力団員等と見なされて、銀行口座を作れないなど、社会的権利が制約されるような状況になるのです。就職をした、と県警が確認しているのは2%。残りの98%は何をしているのか。結局、真っ当に稼げなければ、アウトローとして稼ぐしかないのです”


ー別の元ヤクザの方が、新しいビジネスを始めようと意欲を燃やしています。

彼の名前は、ヒロさん。2002年にヤクザに入り、2回刑務所に入っています。

5年間の刑期を終えて、7ヶ月前に出所をしたところで、今、バーを作っています。


”今日はこれから、銀行へ向かいます。3ヶ月ほど前に通帳を作りませんか?という勧誘の電話を受けたので、もしかしたら口座を作れるようになったのかも、と思ってのことです”、そう言って銀行に入ってい来ました。そして・・・

”通帳が作れました!なんで通ったかはわかりませんが、嬉しいです!”


ー2週間後

”お店の通帳を作ろうと思って、再度銀行に行ったら、窓口ではない人から「ちょっといいですか」と言われました。「当社では作ることができかねます」と。問題になっても困るので、最初に作った通帳も返して、今は口座が無い状態です”



元ヤクザが受ける不遇

街行く人々にインタビューをしました。

(記者)元ヤクザをどう思いますか?

(20代女性)怖いイメージがあるので、抜けていたとしてもイメージは変わりません。

(70代男性)ちょっと怖い。いつ戻るかわからんで。

(20代男性)普通にできればいいと思うんですが、これまでやってきたことの責任とかもあるので。ちょっと分かりません。


ーうどん屋オープンまで12日

駅でチラシを配ります。


”おはようございます、よもぎうどんです”ーと声をかけて、チラシを渡していきます。

”色々な人間模様も見られて、楽しいです。ちゃんと会社勤めができて、羨ましいですね。仕事に行くために電車に乗ったり、バスに乗ったり、そういうのもしてみたいです”、ナカモトさんは話します。


”去年の6月に刑務所から出てきて、そこから仕事を色々探しました。職安にも行きましたし。職安でも、一般の方向けの窓口ではなくて、裏に別の窓口があるんです。「こういう仕事がしたい」ではなく、「こういう職しかない」という感じです”。

彼は、日本での仕事を諦め、ベトナムへ向かいました。友達のカフェで働き、お店を始めるためのお金を貯めました。

”僕たちは、ゼロからではなく、マイナスからのスタートなんです。ゼロとマイナスのギャップが大き過ぎて・・・。どうしたら、これが埋まっていくのか、あまりよく分からないんです”



自分との戦い

ーオープンまで5日

顧客対応の練習のために、ラーメン店にやって来ました。

店員たちと一緒に、挨拶の練習。そして、接客も実際に行います。

お水の出し方なども、丁寧にアドバイスを受けます。


”暴力団でやってきた人々が、頭を下げてお願いします、だなんてやったことないでしょうから。多分、嫌だと思うんです。でも、そこはそういう自分と戦わないと”


ーオープンまで3日

リハーサルを行います。スタッフたちの友達50人が、うどんの試食のために訪れてくれました。

厨房では、ドタバタしながら調理をしていきます。

予想外のことも起こりますー”50杯中、20杯が足りなくなってしまった。出汁は煮るほど蒸発していくから・・・”

来てくれた人々に、お詫びをして、お礼を言い、見送ります。


ーオープン当日

スタッフが丁寧に仕込みをします。緊張感が漂います。

最初のお客さんがやって来てくれました。

”美味しい”、つぶやきが聞こえました。



周囲に支えられて

スタッフの友達、家族も来てくれました。

あるスタッフの兄は、”やる以上、頑張ったらいいと思います”、とエールを送りました。


何人ものお客さんをこなすうちに、スタッフの緊張も少しづつ溶け、笑顔が出て来ました。見送る時は、深々とお辞儀をします。


”真面目に商売をしながら、普通の人々に当たり前のように接していくというのが、反省に繋がるとか、そういう風に受け取られればいいな、と思います。だからこそ、頑張るしかないんです”、ナカモトさんは話します。


中学以来の再会だという、久しぶりの友人も来てくれました。

店先には、ナカモトさんの中学校同級生一同からの祝い花も届きました。

”ヤクザを辞めてから、同窓会をしたり、会うようになりました。今日はすでに2名来てくれて、嬉しいですね”


ー初日には、66杯が売れました。

”朝から晩まで立っていると、しんどいですね。でも、これが普通の生活なんでしょうね。近所の人とかも来てくれて、嬉しいです。一般の人々と関わって生きていくのはだめだと思っていたので。向こうから関わってくることもなかったし。普通の人に戻って、普通の人たちと普通に会話ができる、というようにありたい”。


ー彼らの目標は、1日80杯を売り上げることです。



■引用元



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海外の反応




・金言はなんだった?”全ての聖人には過去があり、全ての罪人には未来がある”?幸運を!





・タトゥを入れるのはファッション、でも小指がないのは違うー悲しいな。





・彼らの哲学の中に間違いは見つけられなかった。このビデオから、たくさんのことを学んだよ。どうして、元ヤクザだと銀行口座を持てないの?彼らは一生懸命働いてるよ。謙虚なように見えるし。彼らが成功してほしいな、と願ってるよ。





・彼らの幸運を祈ってる・・・頑張りと、新生活への決心を見たよ・・・。





・初日に66杯は、かなりの成功だよ!!お店の評判は、初日から始まるんだ。





・人の見方が変わったよ。ありがとう・・・この元ヤクザがうどん店でも、なんでもいいから、成功するといいなあ。





・シンガポールより尊敬を込めて・・・彼らは一度は悪かったかもしれないけれど、彼らの誠実さが見られたからさ。頑張ってほしい。このお店の住所も教えてほしい。日本にはたまに行くから、彼らに直接会ってみたいんだ。





・地元の人々が、ヤクザと聞いたら、もちろん怖いだろうし、心配するだろうね。でも、個人的に会ったら、問題ないんだと思う。ヤクザを抜けていたらね。人自体が悪いわけではなくて、ヤクザのイメージはすごく悪いから。ヤクザを抜けたり、変わることは良いと思うよ。





・仲間が初日に来てたのがよかった。まだ気にしてくれてるってことだもんね。





・犯罪から遠ざかり、誠実に生きていることに対して、とても尊敬する。ギャングから抜けるのって、とても大変だからね。





・彼らは暴力的な犯罪者だったことがあったとしても、こういう救いは彼らが必要としているものだと思う。





・元ヤクザによる高齢者をケアする施設があるといいと思う!





・ちくしょう〜〜〜。ヤクザの刺青、入れたい。かっこいい。批判は受け付けない。めちゃ芸術的。





・この元ヤクザさんたちが、素晴らしい、普通の人生を送れますように。頑張って!!





・この元ヤクザって一般市民よりもマトモに見えるよ。泥酔したサラリーマンの方がよっぽどクレイジーだ





・よしきた。この店についてを、僕の新しい漫画に書くわ。





・少なくとも、彼らはドラッグ問題は抱えてない。あったとしても、ごく少数で、ないようなもの。うちの国は・・・どこへ行ってもドラッグだらけ。





・こうしたものに対して日本では否定的な考えがあるんだろうけど、これは言いたい。ヤクザは、世界で最も美しくて、技術の高い刺青を持っていると思う。



ひとこと


現金取引しかできないということは理解ある仕入先からしか仕入れできないし、現金盗難リスクを常に抱えていることになる


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