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概要


デザイナー・佐藤オオキ 遊び心あるデザインアプローチ


日本の思想家である柳宗悦は、”美しいものを作るには、不要なものを取り除かなくてはならない”と言いました。シンプルさが、良いデザインの鍵なのでしょうか。この疑問について、多作のデザイナーであり建築家の佐藤オオキと話していきたいと思います。


佐藤オオキは、同時に約400ものプロジェクトをこなすことで知られています。彼の遊び心ある、ですがシンプルなスタイルによって、彼は世界中でもっとも求められているデザイナーの1人となっています。


東京の中心にあるnendoスタジオで、彼をデザインに駆り立てているものは何か、に迫っていきたいと思います。



デザインで大切なこと

ーいつも、どんな1日を過ごしていますか?

(佐藤)起きて、食べて、デザインをして、コーヒーを飲んで、寝ます。そんな感じですね。


デザイナーは、シェフに近いと思います。デザイナーによっては、野菜とか肉とか好みはありますが、僕はお母さんのような感じです。何かを作ろうと思って、冷蔵庫を開けて、何かを見つけて、そこから新しいアイディアを思いつくのです。


僕は、デザインをしたかったのです。本当にデザイン中毒ですね。スケッチを始める時、模型を作る時、作品をお店で見る時、全ての瞬間が、僕にとっては魔法のようなのです。


建築を6年間勉強してきました。僕は、デザインとはなんなのか本当に分かりませんでした。ミラノのデザインフェアでは、建築家がティーカップをデザインしたり、インテリアデザイナーが車をデザインしたり、みんながボーダーレスで・・・僕は、こういう場所にいたい、と感じたのです。


僕は、バカみたいな漫画のラフ描きのようなスケッチから始めます。よりシンプルな方が良いと思います。そこから、直接3D模型製作に移ります。それが小さなチューインガムでも、建設のプロジェクトでも。全て、僕にとっては同じです。


ー少ない方が良い、という格言がありますが、それに同意しますか?

(佐藤)ミニマリズムとかではありませんが、アイディアは、とてもシンプルでなくてはなりません。少ない方が良い、少ない方が多い。


でも、僕の場合は対象物は機能的であるべきだが、楽しくなくてはいけません。だって、楽しい(fun)という言葉は、機能的(function)の中に入っていますからね。


僕は、色とか、美的なものとかにはあまり興味がありません。対象物の後ろにあるストーリーに興味があるのです。対象物は、おしゃべりでなくてはならないし、面白い話をしなくてはならない。


僕は、自分のアイディアが寿司や刺身のようにあってほしいと思っています。新鮮、という意味ですね。生魚を切って、提供する、みたいな。アイディアを長い時間持ちすぎない、アイディアを愛しすぎないことです。



デザインとは何か

ーデザイナーとして、どうやって、そしてどこでインスピレーションを得るのですか?

(佐藤)同じことを毎日繰り返すのが好きなんです。犬の散歩を同じルートでしたり、同じコーヒーを飲んだり。同じことを繰り返すと、日々の少しの違いに気づき始めます。

これらが、アイディアの源になっていると感じます。


プロジェクトは、環境にもユーザーにも優しくなくてはなりません。これは、デザイナーとして、考えなくてはならないもっとも重要なことだと思います。


最近のプロジェクトの1つに、チャックがありました。3つの違った素材を開けたり閉めたりするチャック。このシンプルで、日々の対象物に対してもたくさんの新しいアイディアがありました。物事をより良くすることが、デザインなのです。


僕たちのスタジオにある3Dプリンター無くしては、300のプロジェクトをこなすことはできません。ですが、同時にテクノロジーは非常に危険です。テクノロジーは、想像を超えたものを作り出させてしまうのです。それによって、デザインにとって最も大事なことー核となるアイディアーを失い始めるのです。


テクノロジーは、物事をフラットで、スムーズに、完璧にします。

人々が面白いのは、完璧ではないからです。完璧さは、最終的に物事をつまらなくします。テクノロジーの次のステップは、物事をいかにスマートにするのではなく、バカにできるか、だと思います。素敵な間違いを作るのです。


日本で人気なカプセルのおもちゃがあります。カプセルを開けると、小さなフィギュアの部品が入っています。これを使って、自分で作らなくてはなりません。


ーでは、このおもちゃは子供に、デザイナーになることを奨励しているんですか?

(佐藤)ある意味では、そうですね。

割と最近、子供達向けの絵本”コップってなんだっけ?”を作りました。主役はマグカップ。なぜハンドルがあるのか、とか、縁は何か。違う視点からだと物事はどう見えるか、ということを説明しています。コップが、どうやってコーヒーを混ぜるのか、とかを考え出すんです。

ーコップが自我を持ってるんですね、とても危険だ(笑)。


ーこの本には、ミニマリスト的な内容が、遊び心・滑稽さたっぷりに描かれています。とても素晴らしい。

(佐藤)いつでも、問題解決をとても楽しい、面白い方法ですることだと思うんです。


ーあなたは自分のしていることに対して、たくさんの感情を込めているんですね。

(佐藤)もちろん、機能は大切です。でも、最終的には全て感情ですし・・・あなたの言う通りですね。



イッセイ・ミヤケから学んだこと、そして後輩たちへのメッセージ

ーファッション界のレジェンドととても近い関係で仕事をされているのですね。

(佐藤)イッセイ・ミヤケですね。


ー最高のデザイナーの1人です。どうして、そうなったのですか?

(佐藤)彼は、”ここに、たくさんのちり紙がある。これで椅子をデザインして欲しい”と言ったんです。僕は、完全にパニックに陥りました。大量のちり紙を渡されて・・・。

そこから、切って剥がして、切って剥がして・・・最終的には、椅子のような何かができました。

ミヤケさんに、これは完成していません、完成させてください、と言いました。彼は、”ここで止めなくてはいけない。もしも完成したと感じるなら、そうではない。それは終わったのです”、と。このことは、僕の中の扉をたくさん開けてくれました。たくさん自由をもらいました。


時に、携帯電話のデザインが、インテリアデザインになることもあります。建築のアイディアが椅子になったり。デザイナーは、流れに従うべきなのです。


ー未来のデザイナーにアドバイスはありますか?

(佐藤)最初のアイディアを選ぶこと。最初は1つのアイディアから始まります。そこから、こっちがいいかな、そっちの方がいいかも、となる。そして、最終的には最初のアイディアに落ち着くんです。

プロジェクトの中で迷った時は、最初のものを選びましょう。なぜなら、それが正しいからです。



■引用元



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海外の反応


・すごいーーー。このビデオの全てが、穏やか。なんて才能なの、佐藤さん!



・彼の、ルーティンを持つ、というやり方が好きだな。もしも退屈してるなら、考え始めるし、そこでアイディアが出てくる。とても、理解できるよ。





・彼の落ち着いてるところが大好き・・・そして、彼のデザインからはそれがわかる。





・彼の考え方のバランス取れてることったら。すごいわ。





・彼のデザインのシンプルさが、彼の話し方からも分かる。なんて、かっこよくて、落ち着いた人なんだろう。





・”ボーダーレス”なデザインのアイディアは良いね。すごく新鮮!





・”最初のアイディアを選べ”っていうのが、僕にとっては最高のアドバイスだった。





・このビデオで彼のことを知ったけど、とても、とても素敵なデザイナーだね。落ち着いてて、いい感じだなあ〜。





・オオキさん、生まれてきてくれて、ありがとう。





・ただただ、感動した。ワオ!だよ。ウクライナより。





・俺にとって、これは、金持ちによる金持ちのためのデザイン。彼らは本当に俺らが求めているものについて、全然分かってないみたいだね。

使えないデザイン=芸術 だよ。





・なんでか分からないけど、彼を抱きしめたくなったよ。彼は、とても落ち着いてるよね。なんか、ホッとするなあ。





・佐藤:”プロジェクトで迷ったら、最初のアイディアを選ぶ”

僕:”質問の答えに迷ったら、最初の答えを選ぶ”

似たような言葉だが、内容の違い・・・。皮肉だ(笑)。





・彼と会って、色々話し合いたい。とても興味深いなあ。





・彼のクリエイティブな頭のなかが見られて、良かった。





・これこそが、私の探してたものだわ。





・誰でもデザインはできるけど、誰もが役立つものを作り出せるわけではないよね。




ひとこと


紛い物じゃない真に意識高い人


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