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概要


なぜ、日本人女性は、チカーノ(メキシコ系アメリカ人)のようなファッションをするのか?


今日は、カリフォルニアソーシャルクラブ、というお店のブリトーナイトでした。

そこに集まるファッションは、バンダナ、ロザリオ、そしてローライダー。私はとても衝撃を受けました。だって、私がいるのはカリフォルニアじゃないのですから・・・ここは、名古屋。日本の海沿いにある産業都市です。


ブリトーナイトでは、みんなでブリトーを食べています。日本で、ブリトーって見たことなかったので、びっくりしました!

不思議な世界に足を踏み入れたような感覚です。これまでの人生で、他の人種をサブカルチャーとしているのを見たことはありませんでした。


私は、ここで3名の日本人女性に出会いました。

モナ”この名前は、大好きな映画Mi Vida Locaから名前を取りました”

アヤカ”ネットで、メキシコ女性のメイクを調べたりしてます”

スミレ”自分の好きな車はローライダー。気分が上がる”


もしも、日本人女性がラティーノのように振舞っているのを見ることに、ビクッとするなら、ポップカルチャーに感謝しましょう。

セレーナ・ゴメスはビンディの格好をし、カイリー・ジェンナーはコーンローのヘアスタイル。現在アメリカでは、文化の盗用が叫ばれています。これは、他の文化で意味あるものを取り入れたり、自分がよく見えるからという理由で着たりするものに対してです。

この議論は炎上をも起こしますー落ち着いて。

他の文化を賛辞することと、盗むことの線引きはどこにあるのでしょう?



アヤカ

彼女は毎朝、チカーノ(メキシコ系アメリカ人)の顔へと変身します。

アヤカは、Mi Vida Locaや、Selenaなどの90年代の映画を見て、チカーノの魅力に惹きつけられました。バンダナを着け、ダークカラーのリップを引き、ナイキのコルテッツを履いて、ロマンスストーリーを快活に彩る彼女たちに。これらの映画は、アメリカで大ヒットしました。それだけではなく、国際的にもカルト的な人気を誇るものとなったのです。


彼女のクローゼットを見せてもらいました。メキシコのポンチョや、アメリカの野球チームの服などであふれています。本物のチカーノたちと触れ合って育った私の直感が、なんだかモヤモヤします。彼女のクローゼットは、90年代の南アメリカスタイルのようですが、実体はどこにあるのでしょう?・・・中には、刑務所に収容された人のコスチュームまでありました!


アヤカに話を聞きました。

ー私のメキシコ系アメリカ人の友達は、あなたに対して、”ちょっとレッドカード”って言う人がいるかもしれません。なぜなら、あなたのスタイルにあるいくつかの要素は、彼らのコミュニティについての最悪なステレオタイプと考えられるものもあるからです。


”(嫌な思いをしている人に対して)私は謝らなくてはなりません。でも、できるところは取り入れたいです。強くも見られたいけど、セクシーさもある感じがいいんです・・・”



チカーノ文化と日本人

私の経験上、ステレオタイプを強調するのは絶対によくありません。ですが、アヤカからは、チカーノの考えに対しての、本物の近似性を感じました。

私は葛藤を感じたので、デニス・サンドヴァルに確認をしに行きました。彼女は、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校でチカーノについて研究をしている専門家です。


ー日本人女性がラテン系スタイルに対してしていることは、文化の盗用だと思いますか?

”はい、そう思います。ですが、彼らはそこから、自分たちの意義を作り出しています。彼らは、それがチカーノ文化を尊敬し、敬意を表していることだと思っているのです。

また一方で、彼らはロサンゼルスのストリートにある生と死の考えから、自由を得ているのです”

デニスは、チカーノの反抗的な見た目には、政治的なルーツがある、と教えてくれました。

”チカーノのアイデンティティは、市民権運動と繋がっています。チカーノブームは、1960年から1970年にかけて起きました。メキシコ人でありアメリカ人である彼女たちは、どちらかになることを拒否しました。そして今、それが女性たちが自身に権利を与える反抗のスタイルとなっているのです。強いでしょ?”


ーチカーノ文化が日本のコミュニティに、なぜそこまで魅力的に映るのでしょう?

”日本人は、アメリカにあるような多様性に素晴らしさを感じているのだと思います。

とても伝統的である日本の文化を理解しなくてはいけません。そこには、現在を生きる彼らが繋がりを持たない日本文化もあるのです。彼らは、他の文化によって解放され、自由を見つけているのです”


日本では、全ての女性のファッションは、1つの理想に向けて努力されているように見えましたー可愛い、柔らかい、そして柔順。

女性たちが解放されたがっている、彼らの文化とはなんなのでしょうか?



モナ

アヤカのスタイルに影響を与えたラッパーのモナに会いに行きました。

”日本人は、均一性に重きを置いています、制服を着るとか。私はそれが昔から受け入れられませんでした。「そうじゃないって言う人がいること」も分かって欲しいんです。私は、本当にチカーノ文化が好きです。”

彼女の歌は、英語とスペイン語の歌詞が詰まっています。彼女の部屋は、ヒスパニック居住地からやって来たイケてるレトロな品々の並ぶ神社のようです。

”私は、JVというチカーノの女性アーティストに影響を受けて、音楽を始めました。なので、彼女の載っている雑誌は私の宝物なんです。もう数えられないくらい、これを読みました”


ーチカーノが持っているもので、日本人女性に持っていて欲しいものはありますか?

”人と違うのが良い、というのが大事だと思います。私は、世界のこととか、日本人のことまで考えられないけど・・・”


ーアメリカでは、たくさんの人々が、もしもその人が生まれた国の文化でなければ、参加すべきではない、と考えています。

”それを言うなら、お寿司を食べないで、お箸を使わないで、となってしまう。私は、日本の文化を好きと言ってくれる外国人の人が大好き。侍って書いてあるTシャツを着ている人とかを見て、私は嬉しく思いました。私も、チカーノの文化が大好きです”


こうやって、人々は考えや趣味を分かち合います。実際、こうして全ての流行は始まるのです。



車を通しての交流

日本人の車業者であるジュンイチがロサンゼルスに旅行に行った時、車に対して興奮したそうです。

”日本にローライダーが入って来たのは、80年代の初めなんです。僕たちは、カリフォルニアの車を扱う人々から、車の組み立て方やスタイルの技術を学びました。彼らを非常に尊敬しています”

彼は、パラダイスロードと言うホビーショップを営んでいます。お店には、彼が30年間かけて集めた車関係の小物や部品などが所狭しと並べられています。


自動車は、名古屋最大の産業です。ロサンゼルスがそうであるように、車文化はこの街にとって不可欠です。そのため、名古屋人とロサンゼルス人は、技術をシェアし、友達になっているのです。


日本人技術者は、情熱をかけてローライダーを作り始めました。これは最近まで男性のものでしたが、ここで働く女性技術者がいます。スミレです。



スミレ

彼女は、オーバーオールを着て、アイライナーを引き、車のフレームの下げ方を学んでいるのです。


彼女の車を見せてもらいました。

”かっこいいでしょ。ローライダーと言えば、チェーンハンドルなので、それも付けてあります”


車の中もチカーノ小物であふれています。

”自分の好きなものに囲まれているから、とても楽しいです”

ミラーには、聖母マリアとキリストのペンダントがかけてありました。

ーキリスト教なんですか?

”違います”

見た目が好きなんですね。


”私は、自分の好きなものを突き通せてるし、好きな物、仲間に囲まれてる”

もしも、スミレがこうした自信を他の文化から得ているのだとすれば、彼女はそれに対して感謝していることでしょう。


私が学んだのは・・・チカーノ文化は、インスピレーションを与えている、と言うことです。日本人女性になる過程は、1つではありません。

この文化の盗用は、理解ができる、というのを認めなくてはいけません。そこには、敬意があります。そこから、他の人々へのより深い理解へと導いているのです。


きっと、未来はこんな感じなのだと思います。文化が自分の出身国のものだけではなく、自分にあったものである世界なのだと。



■引用元



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海外の反応


・アメリカに住むメキシコ人として、保証する。私たちは、他の人たちが私たちの文化を楽しんだり、真似したりしていても、全然問題ない。日本文化については、尊敬しているし、興味を惹きつけられてる。”文化の盗用”は、もう制御不能になってると思うな。私たちには、本物の人種差別や人種に対する嫌悪という、本当に向き合うべき問題がある。





・俺らアメリカ人は、アジアの言葉をタトゥに入れるようになってきてる。だからなんだっての。





・ヒスパニックの文化は、日本人にとって、ほぼ宇宙人って感じだと思ってた。でも、もしもメキシコの小さな町で寿司レストランを見つけられたら、きっと名古屋の路上で日本人がタコスを食べてるのを見つけられると思う。





・この人たちは、不敬でしているのではなく、賛辞を捧げている、って感じだと思うなあ。





・メキシコ人女性の私、愛は大歓迎❤︎ただ、刑務所の洋服は着ないで〜。





・私たちヒスパニックの人々は、一般的にこういうことにあまり敏感ではない。それに、私たちの文化を他の人たちが楽しんでいるのを見るのは本当に楽しんでるし、光栄に思ってるよ。





・私、メキシコ人。私たちの文化に対する尊敬は、とても嬉しい❤︎





・ロサンゼルス東部に住むラテンアメリカ人だけど、私たちの文化をシェアするのは全然気にならない。私が日本文化に対して感じるように、私たちの文化に対して素晴らしいって思ってくれたら、もう最高よ。





・ヒスパニック人女子として、とても嬉しく感じたわ。人々が、私たちの文化にこんな風に敬意を払ってくれているのは、見たことないわ。とっても、爽やかな気持ちになった!





・どんなメキシコ人も、絶対に敵対的に感じたことなんてないよ。なんで、揉め事を起こそうとする人がいるんだろう。





・これ、最高。日本人は僕たちにドラゴンボールZをくれた。





・壁なんてないよ。日本の兄弟・姉妹たちが大好き。





・私はメキシコ系アメリカ人だけど、彼女たちは私よりもメキシコ人っぽい服装してる(笑)。





・着たいものを着ればいいよ。





・彼女は、文化の盗用をしている訳ではない。より文化への感謝であり、素晴らしいと思う!!





・誰も怒らないよ。だって、西欧だって、原宿やカワイイスタイルを取り入れてる。



ひとこと


交流し互いに刺激しあうもの


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