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概要


驚くべき伝統的木工芸


組子障子の千本格子入りを作る過程をご紹介します。



基礎づくり

建具の製作は盛竿づくりから始まります。施工図のの仕上がり寸法を盛竿に移していきます。木材と盛竿をタガネで押さえ、墨付け用の刃物”シラガキ”でホゾの位置や寸法を写していきます。障子の四隅にある仕口には、変形見違い鎌ぎ、という手法を用います。変形目違いを仕口に加えると、結合部分の横ずれや建具のねじれを防ぐ効果があるのです。


堅框とは、障子の両端部分です。


堅框の仕口部分には、鎌ほぞを受けるほぞ穴が空けられています。下側部分である堅框に上桟を組み付けます。下桟の下端には開閉をスムーズにするため鬢太延しという加工が行われます。これは、鬢面(びんづら)ともいいます。


堅框と中央部分(中桟)の結合部をしっかりと固定するために、中桟のほぞには楔を打ち込む”割り楔”をします。堅框にとおした中桟のほぞに楔を打ち込み、堅框から外れないようにします。



組子と腰板の組み立て

組子は障子の上の部分、腰板は下の部分です。


組子は細い木材を縦横に組み合わせてできています。縦横の接合部は両方を半分ずつ欠き取り組み合わせます。”合欠き継げ”という加工をして組み上げていきます。横の組子を、表側、裏側からと交互に組むことで歪みを出にくくします。

職人が二人掛かりで組み上げていきます。縦方向には30本ほど並びます。


腰板には、舞良子という部材を横方向に差し込みます。腰板と舞良子は蟻加工によって接合します。約3センチ間隔で差し込んでいきます。



部材同士の組み立て

別々に仕上げた部材を組み立てていきます。

先ずは腰板と堅框。腰板の舞良子のほぞを堅框のほぞ穴に差し込みます。次に、中桟を取り付けます。均等に力を加え、ほぞ穴に舞良子を差し込みます。反対側のほぞにも、堅框を取り付けます。

腰板中央の舞良子や中桟のほぞは、”割り楔”をするために堅框を貫いています。

次に、堅框の溝に組子を通し、中桟まで引き込みます。


下桟の取り付けを行います。堅框との仕口”変形目違い鎌継ぎ”の接合です。下桟の下端の”鬢太延し”部分です。最後に上桟を組み込みます。

同じように、”変形目違い鎌継ぎ”で堅框と組み上げていきます。


すべての部材を組み立てた後、”割り楔”をします。打ち込んだら、割り楔の余分な部分を切り落とし、鉋で仕上げていきます。この後、組子部分には障子紙を貼ります。

腰板の舞良子には黒漆を塗ります。



様々な組子障子

職人である松林啓介さんは、精密に切り込みを入れた組子を、丁寧に組み合わせていきます。縦、横、斜めが美しく組み合わさっていきます。上下に三角形が並ぶように作られたものを、”三つ組手”といいます。


出来上がった三つ組手は、欄間や小さな木のおもちゃなど様々なものに応用されます。


麻の葉は、さらに細かな組手です。麻の葉カンナと呼ばれる鉋を使って、木材に120度の切れ込みを入れます。それをさらに切って、端の部分を60度の山型にします。木材自体も山型に折り、三つ組手にはめ込んでいきます。麻の葉のような紋様ができていきます。


三つ組手に小さな木片を組み込んで行くことで、また別の紋様を作ります。こちらは、花のような形が出来上がりました。


木片にも様々な種類があります。組み合わせ次第でダビデ星の形、八重麻の葉の形などー。様々な組子を組み合わせた欄間はとても美しい作りです。



■引用元



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海外の反応


・素晴らしい芸術・・・。





・これが、メイドインジャパンが高価な理由だね。ふむふむ。





・ユーチューブ上で一番美しい映像だね。





・木工芸の美しさだね・・・。





・だからこそ、日本車、電気製品などが世界で最高なんだね。





・僕は50年棚を作り続けているけど、こんなことはできないよ!!僕ならおかしくなっちゃう!素晴らしい技術!!





・これは、信じられないほど美しい工芸だね。





・日本の大工さんの好きなところは、彼らは大工さんというだけでなく、芸術家ってところ。工芸家であり、芸術作品に対して探究心がある。





・これはおいくら??10,000?20,000?50,000ドル??素晴らしい仕事だし、比類なき技術!!





・とても美しいね。





・これは芸術。





・これまで、こんなものは見たことがない。完璧さへの純粋な愛。頭からは出てこない、心からしかね。





・こうした技術が受け継がれていることを願っているよ。





・難しすぎて、できないよ〜〜〜。





・これは、どえらいことだ〜〜〜!!今まで俺が作ってきたものが、寂れた電車のフェンスみたいに見えてしまう・・・。





・この男性の名前は、3Dプリンターだな。





・僕のヒーローです!



ひとこと


デパートで工芸品売る時は製造工程の動画を横で流したほうがいいと思う
動画後半の木工芸、自分と同じ人間がやってるとは思えない!


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