
概要
若い日本人がひきこもりになる原因
現在多くの若い日本人が引きこもりになっています。他者との接触を6か月以上取っていない人が引きこもりと呼ばれています。
引きこもりが多くなってきた理由は、父親が育児に介入しなくなったことが大きいと考えられています。母親中心の子育ての中で、母親が子供の教育に熱心になり過ぎたことが一つの要因と考えられています。
対象者の一人であるイトウさんは4日以上も部屋から出なかったこともあるそうです。夕方4-5時に起きて朝の4-5時に寝るという生活を繰り返しています。ベットから起き上がる気力がない時もあります。
部屋に籠ることで自分の安全な空間が確保できていると感じています。
起きているときは、食事、トイレ、お風呂以外の時間は、音楽を聴く、ネットサーフィン、ゲームをして過ごします。会話もほとんどなく、ご飯の合図を母親からもらうのみです。親からの暴力が原因で心に闇を抱え、睡眠導入剤や抗うつ剤を服用しています。
タニさんは高校3年生の夏、学校に行きたがらなくなり、32年の人生のうち8年引きこもりでした。学生時代のいじめが影響して学校に行かないと決意しました。お母さんは息子さん自身で解決してもらおうと特にとやかく言うことはありませんでした。引きこもりをやめた今、当時を振り返ると、愛情が不足していたのが原因だったのではないかと分析しています。
現在クリニックに訪れる引きこもりの子供たちは年間100名を超えているそうです。引きこもって2-3年すると、同級生が進学・就職し始めて、引きこもりの子供たちは焦りを感じ始めます。すると世間の目が厳しくなっていると感じ、外に出ようという意識があってもそれが薄れてしまうのです。
そしてネット社会の今、家に籠りながらもインターネットを経由して他者とコミュニケーションが取れるのです。それが安心感につながり5年10年とそのまま時が経ち、気付くと自分が40歳を過ぎ親が高齢化しているケースが多くあります。
親に支えてもらっていた生活も高齢化という問題でできなくなり、将来を危惧して親と一緒に一家心中を図るケースが日本各地で多く発生し問題となりました。
毎月引きこもりの子供達の為の会合が開かれています。そこでは参加者がどういうタイミングで外に出ようと思ったのかなど自身の経験を共有していきます。また料理教室など親の助けがなくても生きていけるようなサポートをしています。
また外に出てきても、他の人と合わないと感じて更に状況を悪化させるケースも多い為、元引きこもり経験者で引きこもりの人向けのクラブを作っています。
この問題は日本独特な社会問題です。
若い頃に描いた自分の理想像とそれを実現する為の力が不足していることに幻滅し、どんどん自分を卑下して責めてしまうことが要因で、今も多くの若者が苦しんでいます。
■引用元
海外の反応
・自分も2か月という短期間の間だけど引きこもりだったことがあるよ。一番大変だったのは何か役に立つことを自分にさせようとすることで、当時は自分に自信がなかったから本当に辛かった。このクラブが成功して多くの人を助けられますように。
・ドクターが引きこもりの子のところに来て、一緒にラーメンに行く姿に思わず泣いてしまった。こういう大人がもっと必要だと思う。
・タニさんの話でお母さんは自分で乗り越えてほしかったから何も言わなかったのに、タニさんは愛情が欲しかったって言っていたのが心が痛かった。
・周りに合わせなくちゃいけないと無理して生活しなきゃいけないのは日本だけじゃないよ。
・私のお兄ちゃんも7年間くらい引きこもりだったけど、突然アジア旅行に行って、欧米人がいかないようなチベットやミャンマーを自転車で旅していたよ。今はお父さんになって幸せに暮らしているし、人生一度きりだから好きなことをした方がいい。
・鬱って冗談じゃなく誰ともかかわりたくないし、それが理由で早くなくなってしまう人も多い。誰かその人のことを気にかけてくれる人がいたら絶対違う結果になっていたのにといつも思う。
・社会的羞恥と貧しいメンタルコントロールが私たちの思う以上に大きな社会的役割を占めているんだなと興味深く感じた。
・30年以上日本に住んでいて日本人の子育ての仕方を見ているけど、引きこもりになってしまうのがよくわかる。日本人にとって結婚が社会的役割を果たすためにするって感じで、お互いに愛し合っていない感じがする。
・子供たちを責めるのは間違っていると思う。それよりもうまくできない子供は落ちこぼれとして扱ってしまう社会を変えるべきだ。
・僕も彼らのように人とかかわるのが得意じゃないし、友達もいない。でも良き理解者の上司に出会えたからうまく自分をコントロールできているよ。
・一緒に引きこもってゲームをしながらたくさんのハグと愛情をあげたいと思った。
・インターナショナルな引きこもりのクラブを作ってほしい。昔はよく友達と遊びに行っていたけど、引きこもって8か月の間にみんな離れていっちゃって、消えてしまうのも悪くないと思うようになってきた。
・家族が嫌いで丸一日位部屋から出ないこともあるけど、引きこもりっていう名前は知らなかった。
・コメント欄を見ると多くの人が同じような経験をしていて驚いた。多くの人が自分を愛し、周りからの愛に包まれるように願う。
・プレッシャーが人を壊してしまうんだなと改めて思った。人間誰も完璧でないんだから、それぞれの違いを個性として認めるべき。
ひとこと
何かしてあげたいけど自分の社会のレールから外れるギリギリのところにいるから何もできない....
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コメント
甘ったれんな。ただ家庭の状況がそれを許しただけだろうが。
当人だけの責任とは言わんが、
家族に責任を転嫁する位なら家を出るって選択肢もあったろう。
自分の部屋が無いし、病気でなく学校を休んだらメッチャ怒られる
正座で太ももを定規で叩かれるだろう
愛情は不足していたが、甘やかされていないので
親も兄弟もあてに出来ない事を小さい時からわかってた
人に頼って生きる事は今後も無いであろう
金が無くなったら死ぬだけだ
引きこもれるだけ幸せだよ
日本の将来は明るいぜ
ただの甘え
親が居なくなったらどうすんの?
孤独死するのは勝手だが後処理するのもただじゃないしな
なぜ自分も含めて彼ももっと幸せになるべきだって方向に考えが行かないで
こいつは恵まれてるとかこいつは甘えてる
俺はもっと苦労したんだって方向に考えちゃうのかって話だよな
みんな病んでる
引きこもりの中には自分の人生を終わらせたいがそれができないでズルズル生きてるやつもいるだろう
インターネットとゲームが発展していない国は、ほとんど引きこもりいないんじゃない?
日本も昔はそんなにいなかったのにね
それまでは働くしかない。
がんばれー。
でも、実際いくらあったら足りるんだろうな。
国立安楽死施設はホント検討して欲しいよね。
うっかり長生きして破産、貧乏したくないからお金使えないって、けっこうな経済停滞の理由だと思うんだけど。
あなたのような人がいることが知れて良かったよ…。
「引き籠っている暇なんかねえ!」と思えるだけの精神力を自分が貰えた幸運に
それが家族からか環境かは個人次第だが、裕福か貧乏かなどは些細な違いでしかない
ここで扱っているのはその精神力を培えなかった人達の話なのだから
「鬱は甘え」と思う心の強い人はこの問題に関わるべきではないのだ
自己責任厨自体がこの責任を取るべき、◯ーカ◯ーカ
個人にそれぞれ事情があるわけで情報量が圧倒的に足りない中でも思考を単純化させて簡単に結論を下してしまうというのは集団主義的民族の傾向と言えるのかも
そもそもいじめられてない子で登校拒否って聞いた事ない。居たとしても少数派でしょ。
いじめは自尊心を破壊するからね…。心の殺人て言うけどその通り。
自分は完ぺきで問題ないけど大変な思いを抱えて生きてる人だけが特殊だと考える癖があるよな
悪い意味で無関心と事なかれ主義が進んだ社会の結末だなぁと感じる
常にみんなが他者のせいにして問題を他人事で済ませてるから日本人の社会問題解決力は皆無なんだよ
いつの時代も外国(欧米先進国)からの外圧がなければ自浄作用が無いもんね
こういう種類の大人は軽薄な言葉で他者を傷付ける前に考えてみるべきことがあるよ。それは・・・
ある日突然、自分自身か自分の子供や家族が不幸になってしまったとき、どんな対応をとるべきだと思うか
そしてその結果絶対に何をやっても上手くいかず、必ず失敗して更に不幸になるとしたらどうするべきか?
絶対に事態が改善しないことを悟ったらきっと相手と自分を傷付けることを何としてでも避けるだろう
転んだ盲人を責めるようなことは誰もしない。むしろ盲人を転ばせた犯人を責める。それが正常な社会
それくらいの配慮ができるようになったとき、初めて絶対に改善しない問題が解決のために動き出すんだよ
日本人の誰もが困難な問題を解決できる、とはとても思えない。解決できる人間は奇跡だとすら思う
自身の責任と能力で何とかなると思う幼稚な考えが、更に多くの苦難を生み出してるように俺には見えるよ
人間はさほど優れた構造には出来てないからね。壊れやすくて傷付きやすい
自分が運良く安全な道を歩んできたからと言って他人も自分と同じ道に見える奴は単なる愚か者だ
今まで他者に全く配慮せずに生きてきた自己中傲慢人生だったからこそ自分の人生を基準にするんだよ
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