
概要
$35,000の盆栽鋏を作る
日本の金属加工品について考えるとき、ナイフは常に称賛に値するものだ。
堺市では、14世紀の侍の刀にさかのぼるが、ある職人は少し違うものを作り、伝説を作り上げた。
ペーパーナイフ、食べ物用のはさみ、そして、盆栽用のはさみ。
この方は、SASUKEというブランドを運営している平川康弘氏だ。
「庭木用のはさみとか、包丁を作っている鍛冶屋です。」
平川氏は、5代目で、半世紀もこの仕事をしている。
日本で唯一、伝統的な方法で鍛冶屋をしている、日本で唯一残る鍛冶氏だ。
「二つを組み合わせて着れるようにしないとダメだというところが一番難しい。はさみで一番重要な部分というのは、はさみはプロペラのように、ねじりをつけるのだけど、複雑な動きと形状を作ればよく切れる。」
平川氏は1週間からそれ以上、一日10時間以上をかけて一つのはさみを作る。
ナイフを作る3-4倍かかる。
その労力は、値段に反映されている。
「はさみは普通のもので121,000円。高いもので360万円とかありますけど。」
こんなに高いはさみで何をするのだろうか。
盆栽職人の吉川正和氏がこれに答えてくれるだろう。
完璧な盆栽のためにははさみが大事だ。
「佐助さんのところではさみを頼んでいますが、私がオーダーするときには、必ず1時間はやり取りをします。私がやりたいことをリサーチしたいので、半年、一年時間をください、といった形でやり取りしています。」
「ただ、出来上がったときは最高なのです。いいはさみを使わなけれだめだと思います。いいはさみであれば切り口がスパッとしているので植物にダメージを与えにくいのです。」
「自分のものになるというのは、僕なんかはこの人のはさみを持てると思っていなかったくらいですから、感無量ですね。そのはさみを持っていたら、いい盆栽を切りたくなりますね。」
しかし平川氏にとっては、まだまだ序の口だ。
「50年たって、今が最高だと思っているのですね。これからどう変化していくのか、まだ未定ですが、色々と考えていることがあるので。キリがないです。」
■引用元
海外の反応
・日本のどの職人もそれに芸術を見出して、加工品はその通りになっていることが素晴らしいね。
・鋏がこんなに高いなら、一体盆栽はどれだけ高いのだろうと考えてしまったよ。
・値段に上限はないのかしら。または下限も??
・こんなに鋏に出せるとは・・・驚きの価格だ。
・サスケに、競合の鍛冶屋がいたらこんなに高くはならなかったのではないかな。
・このはさみは木さえも切れるのに、僕のは紙でさえよく切れないよ・・・
・僕も鋏を作っているけれど、こんなに高くない。$300から$450くらいだ。
・日本は伝統を重んじるあまりに、そこまで大事でない部分にこだわりすぎて高くなってしまっている部分もあるのではないだろうか。
・こんな高いはさみを壊してしまったらショックだろうなー。
・高すぎだし、1年も研究にかかるなんて複雑すぎではないのかな。
・おお、Gucciよりもいいブランディングをしているのではないかな。
・SASUKEと聞くと、NARUTOを思い出してしまう・・・
・盆栽は知っているけど、なんで盆栽にそんなにはさみが重要なのかがよくわからないな。庭の木の伐採とかにもはさみは必要なのに。
・日本は職人の国だね!
・日本文化でも素晴らしいことの一つは、自分の職に対して、ただこなすのではなくて、どれだけできるかをプライドを持って取り組むことだと思う。
ひとこと
この方、日本で唯一の鋏の伝統工芸士だそうです。現在、フランス人が弟子入り中
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コメント
ゆえに一般人には理解しづらいが、一つ言えるのは各々の職人を見てみれば
わかるとおり別に裕福じゃ無い
つまり彼らにとって適正価格なんだよ
1年かけて一つの道具を開発したら300万(生活費)みたいな価値の決め方
これが成り立つのは最終的に消費者が少しの違いにきちんとお金を払う
価値観があることが必要になる
その作業に深く携わらない一般の人には、一線があり意味のない領域ということでしょう。
まっこれって道具に限らず楽器~芸術品や趣味用品に至るまで、何にでも言えることですけどね。
日本ブランドの悪用
価格を下げてほどほどのものを量産していればもっと儲かってるはず
むやみに値をつり上げても売れなければ話にならない
利益重視ならば、ぼったくっても意味がない
利益は二の次にして妥協せずに作るとこの価格になってしまうのだろう
仕事で使う人は朝から晩まで毎日毎日切りまくるんだから、切れ味の違いがそのまま腕の疲労度に関わってくる。良い仕事には良い道具。360万円ってのは彫金とかの装飾代だろう。
生業、所謂生活費を稼ぐことを第一にしている
そのためには長期間社会(他人)から必要とされる存在である必要がある
一生その仕事を続ける予定なのだから、彼は5代目で50年仕事をしている
下品だが懐具合を想定してみると一週間で10万の鋏、1ヶ月で40万
材料代や諸経費で10万で一月ざっと30万、一年で360万
300万とかいうのは完全なオーダーメードを超えて、一から開発するようなもの
ゆえに一年とかの年月をかけて相手の注文を聞いて材料から考えていく
そこまでして自分の鋏を使いたいというのは職人にとって自分の仕事を
それだけ必要とされているという証だから嬉しいんだろうね
その価値を見い出せなかった我々自身が価値を軽んじてきた証左の一端だろうね
鋏を使って美味い刺身をつくろうとするようなもん。
佐助さんも包丁も作ってる
ここの凄いところはビデオでも出てるが刃が捩れているところ
そうすると開いて閉じていく過程の中で刃が合わさったところだけは
いつも隙間が生まれない
そのカーブを叩いて調整して出してる
日本人が日本人の職人のオーダーに答えて作っているのにアホなのか?
妥協するか妥協しないかの差だよ。
妥協する人達の国は永遠に「Made in japan」に追いつけない。
そもそも職人や商売人が儲けることの何が悪いんだ?
あとは考える知能が足りないか
本当に儲かる仕事なら今頃沢山の店が乱立してるよ(苦笑
弟子入りしたのがフランス人ってのも興味深い
彼ら本来自国文化優先で他国文化を見下す傾向があるが
良いものはちゃんと気が付く、寿司も最初に気が付いたのはフランス人だった
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