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概要


日本で貧しい無職のシングルマザーの子供が下流階級へ

クリスマスイブに起きた4歳の子供への虐待。子供が大阪の病院に運ばれ死亡が確認されてからすぐに、母親と母親の2人の交際相手が逮捕された。

メディアでホラーと叫ばれる幼児虐待も、シングルマザーのイケダオリエさんはこれに理解を示す。

「私がこのような加害者だったかもしれません。私はラッキーなだけでした。」

イケダさんは、政府のトレーニングコースに通い、最低賃金の職を得ることができた。介護職だ。

ほとんどの日本のシングルマザーは、平均給与の約半分で生き延びなければならない。彼女たちの子供は、貧乏で教養レベルが低く、見通しもよくない。7人に1人の日本の子供が貧困を経験している。

中国の目覚ましい経済成長の影にあっても、日本は一人当り購買力平価より1000万人以上で最も豊かな国の10か国に入る。

しかしながら、ここにシングルマザーへの富の配分はない。男性に比べて、同じような仕事で女性は30%低い給与だ。また、多くはパートタイムや契約社員で、給与は低く福利厚生はほとんどないようなものだ。

日本の人口減少に対して、シングルマザーの家庭は1992年から2016年で50%増加し712000世帯となった。片親の子供の貧困率は56%と、OECD諸国の中で一番高い。

クリスマスイブの事件でショッキングだったのは、人々が想像していなかったような土地で起きたことだ。

市長の倉田哲郎氏は、子供の安全のモデル都市となるように努力を重ね、道や公園へのカメラの設置、子供の成長やトラブルのサインをモニターする団体とデータベースを分析したりしてきた。

それでも、倉田氏は、クリスマスの事件に呼ばれたのだった。

「私たちは阻止できませんでした。一体何をしてきたのでしょう。」

市は、この犯罪の別の側面を報告した。このシングルマザーはパートタイムを探していたが、みつけても日曜のシフトで子供を預けられる施設がなく、始められなかったのだ。彼女は市内の人からの無視を受けたことを報告している。

「母親も犠牲者なのです。」と、NPO法人あっとすくーるを運営する渡剛氏は言う。

「私の母親はシングルマザーでしたが強かったです。それでも私は大学を終えるのに苦労しました。」

保険システムでカバーされる年長者へ福祉が供給されるのに対し、子供へのケアは確保されていない。

「これでは、子供を育てるのがとても大変になってしまいます。」

安倍晋三首相は子育てしながらでも働けるような女性が輝ける社会を目指しているが、シングルマザーにとってはこれは夢物語のようだ。

この事件の母親は、暴力的な元夫におびえ、彼女にとって輝きとは普通に暮らすことだった。彼女は二つのパートタイムを掛け持ちしていたが、他のシングルマザーはもっと働いているという。

内閣府特命担当大臣の松山 政司氏は、児童の貧困率は2012年から2015年で13.9%から16.3%となり、片親世帯は50.8%から54.6%となったと語る。

「児童貧困はなくなりつつあります。」彼は、全世代の福祉プログラムを進め、片親を支援することに同意した。

安倍政権は、生まれによって将来が決まらないよう、児童福祉に取り組んだ法律を2014年に発効した。

また、2019年に消費税の増税を計画し、それを福祉に充てるつもりだ。しかしながら、世界で最も大きい国債の支払いがあり、最初の予算は5年先延ばしの2025年になった。

大阪府立大学の山野紀子教授は、政策が貧困の原因であるという証拠はほとんどないと述べている。なぜなら政策の効果をモニターする予算はなく、そしてターゲットを設定しているわけでもないからだ。

慶応義塾大学の中室牧子准教授によると、恵まれない子どもたちを助けることができないということは、若年労働者の就労を減らし高齢化社会における主要な影響となりえるという。

「人々は100歳まで生きています。今の子供はこのような時代に生きなければなりません。」

昨年、大和証券グループが開始したような、貧困と虐待に対処しようと慈善団体に任せられた地域もある。

中田誠司CEOは、「証券会社は資本主義を象徴しています。資本主義と市場経済は不平等を生み出す。私はすべての児童虐待が不平等から生じるとは考えていませんが、要因の1つではあります。」

中田氏はは孤児院が娘の幼稚園の隣にあることを見つけ、子供たちにクリスマスプレゼントを送るようになった。

日本の孤児院は、虐待を受けた子供のための庇護になっている。彼らが預かった子供の約60%が虐待されたり、放置されたりしている。

虐待と不利は、日本の孤児院の子供たちの多くが、より低い将来の展望を持つということを意味する。彼らが孤児院を出なければならない18歳では、高校の卒業生の52%と比較して、わずか12%が大学に進学している。

未婚の失業した母親に捨てられた後、孤児院で育てられたホープ・ハウスのインストラクター、マキエダ アイさん(25歳)は、ゴールドマン・サックス・グループ社の奨学金を受賞し、大学卒業を可能にした。いつか彼女は結婚し、自分の子供を育てることを望んでいる。

ゴールドマン・サックスの関与は、ゴールドマン・サックス・アセット・マネジメント株式会社代表取締役社長、桐谷 重毅がクリスマスプレゼントを孤児院に寄付した慈善イベントから始まった。

「投資面では、何十年にもわたって複合効果が生まれます。」

厳格なプライバシーと外面を維持する文化は、日本で貧困の発見を難しくしている。文京区では、政府と地元団体の共同プロジェクトにより、貧しい家庭を特定し、隣人にはわからないように無料の食料品が秘密裏に提供されている。このプログラムを通じて、7件の家庭内暴力が発見された。

「人々は貧しい家庭として知られることを恐れており、その恐怖がストレスを増しています。」と成澤廣修区長は語った。 「私たちは彼らが非難されないように、目に見えない閉鎖的な方法で支援したいのです。」

2004年3月までの1,477件の虐待事件のうち、単身世帯では32%、経済的に苦労している世帯では31%であった。

事件の起きた箕面では、犯罪の思い出はすでに消えている。

その中で、忘れていない人は、倉田市長だ。市長は、決して再び起こらないと誓っている。

「それが、少年のために償える唯一の方法です。」と彼は語った。 「それだけでは不十分でしょうが、それでもそれが私たちができる唯一のことなのです。」



■引用元
https://www.facebook.com/thejapantimes/posts/10155532555858344


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海外の反応


・こういう環境で生きるのは、とても大変だろうね。

・これが日本のリアリティで、政府が送るメッセージだと思う。女性として生まれたら、子供を持たない方がいいし、さらには結婚しない方がいい。値しないよ。

・私もシングルマザーだから、常に働かないといけないのよ。

・56%とは、すごい貧困率だね。

・日本でのシングルマザーは厳しそうだ。

・別に驚きはしない。世界中どこでも同じようなことが起きている。

・これはシングルマザーの問題だけではない。この子供の貧困率は深刻だ。

・日本は裕福な国だけど、みんなが裕福なわけではない。世界中どこでも同じだ。例えばドイツだって、みんながその富を分配できているわけではない。

・80年代までは、日本人のすべてが裕福で、貧困なんかなかったように思える。数字は示していないけれど、実際の生活は劇的に変化しているようだ。

・貧しい国でも、子供を虐待しない場所もある。一方で、裕福でも虐待する人がいる。これは、貧困とかそういう問題ではない。

・経済的に安定しないと、子供を産んではいけないというように聞こえるね。

・彼女は虐待してなくて、彼女は元夫を恐れていただけだ、彼女を誰が裁くことができるのだろう。

・たとえ元夫の暴力を恐れていても、子供の虐待への言い訳にはならないと思う。

・なんて情けない世の中なんだろう、そして社会の基本的なニーズすら満たせていない。

・どんな理由にせよ、子供を虐待するのはよくない。貧困を理由にしてはいけないと思う。




ひとこと


日本はモデルケースから外れるとほんとに辛い。制度的にも差別的にも


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