概要
日本の音楽用語は、多言語の混在する地雷原かも
音楽は誰もが理解する言語・・・と、思っていました。ドイツでHだと教えられてきた音階が英語ではBと呼ばれていると知るまでは。ドイツにもBはありますが、この音階は、英語ではBフラットなのです。それと同じ音階は、オランダではBes、フランスではSi Bemolなんです。音楽用語とは、なんという不協和音なのでしょう!
日本の音楽言語2:ドレミシステム
そして日本語では?子供たちが小学校で習うのは、イタリア式のドレミシステムです。日本のドレミ音階は、とても有名な”サウンドオブミュージック”の曲に載せて歌われています。オリジナルバージョンと日本語バージョンではちょっと違いますが。:ドはドーナツのド、レはレモンのレ、ミはみんなのミ、ファはファイトのファ・・・(続く)。
より技術的な観点から、音楽教育家はこの明らかに相対音高に基づいたドレミシステムについて不満を漏らしています。例えば、ドはピアノやピアニカにいおいて2つの黒い鍵の左にある白いC鍵となります。それは、現在の音階の主音に関わらず、です。話し言葉においては違いがありませんが、音楽では違うのです。ドレミを相対音高のシステム(別名ソルフェージュ)として学ぶことは、初見演奏・歌唱の時により役立つものなのです。
日本の音楽言語2:ドイツ語
日本における音楽言語として2番目に大切なのは、ドイツ語です。特にクラシック音楽の分野において、ドレミシステムはドイツの音楽用語に代替されます。そこで使われるのが、ツェー、デー、エフ、ゲー、アー、ハー、という音階名です。
クラシック音楽のプロにとって、これらは習性となっており、違った目的にも使っています。例えば、チケットがツェー万ゲー千円と言えば、それはC×万円とG×千円という意味になります。Cは最初の音であり、Gが5番目であることから、これは15,000円ということなのです。
日本の音楽言語3:英語
ジャズやポップなどの、より現代的な音楽のジャンルでは、英語の音階の読み方がより主流です。これによって、3種類めの読み方が出てきます:シー、ディー、イー、エフ、ジー、エー、ビーなどです。時々、これは少し混乱を招きます。前後関係がわからない場合、エーが英語のエー(A)なのか、ドイツ語のエー(E)なのか、分かりづらいからです。とは言え、音楽において前後関係がわからないということは通常起こりえないので、音楽家たちはかなり上手にこれに適応しています。
日本の音楽言語4:イロハ
この3つの外国の音楽用語以外にも、日本は独自の音階の名前を持っています。それはC-D-Eシステムから派生したものですが、いろは五十音の仮名記号によって表記されます。Cはアルファベットの3番目の記号なので、イロハ五十音における3番目の音から始めます:ハ(C)、ニ(D)、ホ(E)、へ(F),ト(G)、イ(A)、ロ(B)というように。
クラシック音楽はドイツのシステムによって作られていますが、その曲調は、日本の音楽用語を基にして与えられることが多いです。長調や短調、などというように。ラジオでは、ベートーヴェン作曲交響曲第六番ヘ長調「田園」と呼びます。
日本独特の音楽言語の使い方
言語的な観点から見ると、いくつものシステムを並行して使う状況における半音の扱い方が興味深いです。C#は、ジャズやポップにおいてはシーシャープです。クラシック音楽では、ドイツ表現のCisを基としてツィスとされます。日本のシステムでは#を表すのに嬰を使います。ベートーヴェンの月光ソナタは、嬰ハ短調と表されます。
ですが、ドレミシステムではどうなのでしょう?イタリアのC#はdo diesisと呼ばれます。ですが、日本ではそうではありません。イタリア読みを英語と交配させ、結果として非常に多言語的なドのシャープ、という言葉が出来上がるのです。
アンデルセンは、”言葉が役に立たない時、音楽が話す”と述べています。日本の音楽用語の複雑さからすると、”音楽が話す時、言葉が役立たなくなる”と言い換えられるでしょう。
■引用元
https://www.facebook.com/thejapantimes/posts/10155378378138344
海外の反応
・ありがとう!!学校のバンドに参加し始めたところで、色々な専門用語を覚えて行かないといけないところだったから、ちょうどいい情報だったわ。
・日本で何年もピアノを学んだけど、イロハとドレミは海外へ引っ越してから何年かで忘れてしまったわ。今はすべてアルファベット!ドーナツのドに驚いたわ!YouTubeで聞いてみたい!
・日本人の子供たちで、可能性がある子たちを知ってるわ・・・。そして、曲と音楽は、その能力を高めてくれるわよね。
・日本の音楽用語は難しいよね!あはは。
・コードネームだけど、CDEFGABは、英語を話す国と同じ用途で使われているよ。
・へえ~、面白いねえ。
・ノダメが楽譜を読まずに、自由に演奏をしたがっていた理由がわかった!
・だから私は日本の言葉が好きなのよ。
・ドイツ語も学ばないとね。
・ファ、だって!??面白い。
・ドレミファソラシドは、数学的に人間の脳のメカニズムに適合している。A440ヘルツに基づいた、ね。
・イロハとか、ドレミとか・・・可愛い!
・ドレミの歌、英語の歌詞だと全然違うよね。とはいえ、とってもしっくりくる内容だけど。英語の5フレーズ分のところに日本語だと5文字になっちゃうから、短い言葉にアレンジしなくちゃいけなかったんだろうね。
・ドレミファソラシドはフランスと同じだよ。
・日本の音楽用語か、興味深いね。
ひとこと
ドイツ留学する人がかつては多かったのでドイツ語読みがクラシックでは一般的ですね
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コメント
ドイツ読みは必須
なんらかの音楽の特殊言語で世界共通かと思ってた
なんでガイジンがそんなこと知ってんだよw
色々楽器やって今でもピアノ弾いてるが支障ないよ
その方が効率的だから
向こうは文字がカブってるから問題あるだろうけど。
日本の音階は、いろんな言語が混ざり合ってて難しいとwww
3番目のエー(E、ミ)が抜けてますよ。
親がピアノの先生で、且つペースメソッドっていうアメリカ発の音楽学習法を
やってたので、ドレミもドイツ語読みもCDEも全部教わったが、
意外と混乱はしないもんよ。使いどころが結構違うから。
チェデスとかチェディスとかはえ?もう一回言ってくれる?ってなるけど。
和楽器の楽譜は…ごめんなさい、無理っす。
ピアノだとイロハに調で習ったので、ん???ってなってしまう。
楽譜に書かれてる音楽用語もイタリア語ドイツ語ちゃんぽんだね。
音楽用語辞典が必須になっちゃう。
・ファ、だって!??面白い。
特に芸術の分野は日本ではお稽古事の文化と融合して異常な世界になっている。アメフトじゃないけど先生は絶対で生徒が多感な時期に伸び盛りの感性を磨く妨げになってひたすら先生のコピーになることを求められる。勿論まともな先生もいるがそういう人は業界であまり力がない。賢い生徒はコンテスト用に有名な先生に師事し高いお金を貢ぎながら、こっそり裏で若くて優秀な先生にも習ったりする。日本は芸大を出ていないとよっぽどでない限り芸術で生計は立てられないが、日本の芸大は芸術家というより学校の先生を作る為のシステム。哲学科が哲学史しか教えず、哲学者を生み出すシステムでないのと同じ。留学した日本の音大生は他国の学生はソルフェージュもできない学生も多いのにほぼ完璧にできるので課題の譜面読みなんかで頼られることが多いらしい。日本ではなんでも完璧にできないて大学に入れないからね(笑)外国と芸術家になるために求められる素養がまるで違うってこと。
用語だけでも何種類ものシステムの呼び方を覚えなくてはならないなんてどれだけ入口で混乱して諦める天然の才能を排除してきたんだろう?既得権益化しているから有名な音楽家は世襲化して家元のよいになっているんだよね(笑)
しかし、トランペットは変ロ調(ドの音がB♭)でコルネットは変ホ調(ドの音がE♭)とか、日本じゃなくても西洋音楽自体が面倒臭い。
オーケストラやブラバンのスコアなんかイタリア語が多いじゃん。fermataやpiu mossoやmeno mossoとか、英語圏の人がイタリア語を習うの?違うでしょ。音楽用語だから必要な人は覚える訳よ。
Bも忘れてるぞ。
『ベー』と読んだら変ロ(B♭)、『ハー(H)』と読んだらロ(B)。
「でも次のEはC(ツェー)durのミだから低くね」
「ここの伴奏のC(シー)コードのミは平均律でいいよ」
とか普通に言ってるけど、3つとも同じ音を指してるのに
ドイツ・日本・イタリア・英語のチャンポンに加えて
相対音程と絶対音程の概念が混じって確かにカオスだわ
音楽が好きでも音楽の授業がキライになる要素!
「ド」 「イ単調」 「Cコード」など!
普通の小学生にはキビシイ内容ではないか?
音楽が好きでも音楽の授業がキライになる要素!
「ド」 「イ単調」 「Cコード」など!
普通の小学生にはキビシイ内容ではないか?
音楽用語では「ゆっくりと」の意味だが、駐車場の入口であるからして「徐行」と和訳するのが適当なのだろうが、ああ、クラッシック用語ではなく今でも生きている言葉なのだと妙なことに感動しましたよ。
ラにあたる単語が思いつかないからラはソの次の音~♪と歌ってるぞ。
ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・ティ
と歌ってた記憶が・・
〇 サウンドオブミュージック
すいません
ヤマハでは白鍵はイタリア語、黒鍵はドイツ語読みで和音を弾いていましたね
日本人がイタリアに行くと交通標識が読めるという噂も(音楽用語と共通)
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