概要
パラサイト・イヴはホラーゲームよりもファイナルファンタジーと共通点が多い
スクウェアはサバイバルホラーゲーム、パラサイト・イヴを開発したとき、手加減などしていなかった。
オープニングでは、主人公のアヤ・ブレアがオペラに行くがそこで観客全員が人体発火を起こす。 パラサイト・イヴをさらに特徴的にする要素は、他のホラーゲームよりもファイナルファンタジーと共通するという点だ。
融合
坂口博信が最初にファイナルファンタジーVIIを計画し始めたとき、彼はニューヨークの刑事ものというアイディアにこだわっていた。 結局FFVIIは、別の方向を取ることになり、これはJRPGの典型となって今や数百万のプレイヤーが慣れ親しんでいる。
しかし、この捨てられたアイディアは、広く人気のある「パラサイト・イヴ」の映画に続き、PS1のゲームと融合された。パラサイト・イヴは実際に同じタイトルの映画の続編で、瀬名秀明の小説をベースにしている。ゲームは、数年前に起こったミトコンドリア実験の後の話として、NYPDのアヤ・ブレア刑事に引き継がれている。
ゲームの背後にある科学は魅力的だ。ミトコンドリアは、もともと血液細胞との共生関係に加わった細菌から進化した「細胞の原動力」だ。 パラサイト・イヴでは、ミトコンドリアは人類に代わり「究極の存在」を作りたいと考えている。
ミトコンドリアは、ミトコンドリアから発生した熱を利用して敵に火をつける能力などを持っている。アヤの仕事は、この反乱を止めるだけでなく、彼女の過去を知ることだ。
パラサイト・イヴのホラー要素は、現代のJRPGによく融合されている。むしろ、卓越したファイナルファンタジーからのプレイとビジュアルスタイルの進化だろう。
パラサイトエネルギー
パラサイト・イヴは、リアルタイムアクションとターンベースの戦闘とのいいバランスを取っている。 ファイナルファンタジーのアクティブタイムバトル(ATB)に似た戦闘形式があり、何か行動を起こす前にフルでなくてはならない。
しかし、プレイヤーは装備された武器の強さと正確さをもってアヤをコントロールすることもできる。これはゲームに即時感を与え、ターンベースの戦いの戦略的計画も必要とする。
武器と装甲システムもまた、多くのアクションゲームで一般的な武器システムとRPG要素の組み合わせだ。 ライフルからグレネードランチャーまでさまざまな銃があり、それぞれに固有の特性がある。
ツールを使って武器ステータスをより新しく強力にすることもできる。 銃は警察署でも更新され、レベルアップから得られたボーナスポイントは強化に使うことができる。このようなシステムにより、ほとんどのホラーゲームよりもはるかに複雑になる。
アヤには、武器以外の能力もある。 彼女のパラサイトエネルギーで、それはミトコンドリアによって強化された魔法に似ている。ヒールは薬と共に、アヤが生き残るのを助ける。 エナジーショットは強力だが、これによって彼女は敵の攻撃に対して脆弱になる。
これらすべての要素を組み合わせることで、革新的な体験がもたらされるだろう。私は正直言って、このような異なるシステムを結びつける他のJRPGが思い浮かばない。
1600度の熱
ファイナルファンタジーVIIのミッドガルは現代のニューヨークに置き換えられ、ミトコンドリアは恐ろしい魔法の大都市に変わる。 化石化された恐竜は自然史博物館で生きていて、 巨大なスライムモンスター(ゴジラのミトコンドリア版)が死体から形成される。
ゲームの中の背景は美しく表現されており、実際の都市を思い起こさせる。 下村陽子が作り出した崇高な旋律は、ニューヨークに予言的で脅威的な雰囲気を与えている。
すべての犠牲は、依然として「究極の存在」が生まれるのを妨げるものではなかった。ゲームの中で、戦いが絶望的となった時、アヤは同僚のダニエルの助けを借りている。彼の対処、進化、そして最終的に究極の存在を倒すために自らを犠牲にする姿を見るのは、強烈な瞬間だ。アヤと仲間は最終的にミトコンドリアの希望を破壊するのだ。
キャラクターがオープニングの悲劇にどのように反応したかを見たいと思い、そして私はゲームに夢中になった。 イヴを支持している悪質な医者が、人が燃えて溶けるまでに1600度の熱が必要だと言ったとき、私は気分が悪くなってしまった。
希望のあるエンディングのファイナルファンタジーのゲームとは異なり、パラサイト・イヴは不吉な意味合いを匂わせる。 人類が世界にもたらす破壊的な影響とミトコンドリアの致命的な闘争は平行している。
私たちはすべてパラサイト・イヴであり、混乱を招き、交換される可能性だってある。 最後のシーンでは、アヤと仲間は、彼女たちの変化を示すためオープニングと同じオペラを観る。
しかし、彼女の目はミトコンドリアの力で赤に変わり始め、それが全員の目を赤に変えていく。 彼らはそれで燃え尽きることはない。 代わりに、力を与えられているか、感染しているのだ。 この曖昧さは、ミトコンドリアがいまだそこに存在し、出現を待っているということを示唆している。 善か悪かは、人類の手にあるのだ。
■引用元
1
海外の反応
・これはいいゲームだった!
・私は映画のほうも好きだった。とても悲しかったけど。
・私の最初でたった一つだけしたRPGゲームよ。
・この記事に似た内容を昔読んだ気がする。
・僕はこのゲームは過小評価され過ぎていると思う!
・これは素晴らしいゲームだ。先生が子供たちにミトコンドリアとは何なのかをこれだけ面白く伝えられるだろうか。ゲームから学んで考えることはとても素晴らしいことだ。
・FF7よりもFF8にもっと似てる気がするんだけど。
・これをまたリメイクしてほしい!ストーリーは素晴らしかった!
・いつでも僕の一番お気に入りのゲームだ。
・FF7とFF8の進化の過程でのゲームだよね。
・最初のパラサイト・イヴが大好きだ。
・もっと続編が欲しい!2つだけじゃ足りないよ。
・真面目に、これは本当に卓越したゲームだ。
・パラサイト・イヴはもともとファイナルファンタジーになるはずだったって前読んだと記憶しているけど。
・これが私をホラーゲームに夢中にしてくれたゲームよ。
ひとこと
なつかしいですね。結局ゾンビ物だけが生き残りました
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コメント
葉月里緒奈は今何をしているんだろう?
それを何人かでこねくりまわしてテロリスト側を主役に据えたのがFF7
コンペ段階で負けて独立したのがゼノギアス
ヘッドハントしたバイオ2のスタッフが都会を得意としてたので、NYのアイデアを流用して作らせたのがパラサイトイヴという流れ
あの頃のスクウェアは余裕がありましたな
だから3rd birthdayなんて誰得のゴミが…
ゲームは原作汚しだよ
「名作ホラー」と書かれているが、1は元々日本を舞台にした「よりホラー色の強い物にする予定」だったそうだから、製作陣としてはホラー物という意識は無かったんじゃないかな。
組織にはネルフの冬月やジブリの鈴木みたいなのが必要。
原作者がもうPEの名前使うなって拒否してるんだっけ
だから3rd birthdayなんて誰得のゴミが…
8. 2017年10月21日 15:57
ぶっちゃけ原作者を怒らせたらダメだと思う。』
↑こういう噂を信じて勝手に流布することが、原作者、スタッフ、出演者達にとって凄く迷惑な話です。
実際、原作者の瀬名秀明氏はThe 3rd Birthdayの発売直前に、講演会で宣伝してくれていたのでパラサイト・イヴの名を使うなとか怒らせたのは都市伝説的なデマです。
何でもかんでも噂を鵜呑みにしない方が良いですよ
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