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概要


擬人化、日本のまんがとマスコットキャラクター

日本のどこに行ってもキャラクターを見かける。これは子供向けから大人向けまである。

なぜ日本は擬人化キャラクターが好きなのだろう?


文化とナショナルキャラクターに関係しているのだろうか?

今回はなぜ擬人化が日本に広がっているのかを見てみよう。

擬人化とは、人以外のものを人に見立てることだ。


日本ではマスコットが地区のキャラクターだったりするし、地震災害時のなまずのかわいいキャラクターもあれば、かわいい女の子のキャラクターを見かけることもある。

なぜこんなに沢山あるのだろうか。


法政大学の青木貞茂教授に聞いてみた。


「ただのものを人に見立てることで、心理的に近く感じることができます。日本人は右脳的で第一印象でその特徴を見分ける。情報処理は論理よりも感情的なのです。」

なぜ、日本人だけなのだろうか。


「日本には古来より、全てのものに魂が宿っていると考えてきました。これをアニミズムと呼びます。物を擬人化する由来だと考えられます。」

右脳的というのは漢字も関係するだろうか?


「漢字だけでなく、ローマ字もひらがなもカタカナも使っています。漢字は実際のイメージと字が深く関連しています。4つのキャラクターを使うことで右脳と左脳をスイッチしているのでは。」

キャラクターの載っている冊子への反応を街中で見てみよう。


外国人

「まあいいんじゃない?」

「いいよね。スペインにはないけどね!」

「スイスにはないわ。かわいいけど。スイスはもっと全てがかたいわ。四角くて真面目な感じよ。」

「子供にはいいよね。でも大人になると、うーんどうだろう。アニメとか見る人もいるけど。アメリカにはないよね。」




日本人

「こういうマーク気づいてない。」

「うん、見たことはある。注意を引くためでないかな?」

「個人的にはかわいいとは思わない。子供向けというよりもオフィシャルな広告によくあるものでないかな。」


外国人はいいイメージを持っていて、でも自分の国ではおそらくうまくいかないと考えているようだ。

日本人は気付いてもないことがあるようだ。

青木教授は言う。

「日本の漫画は、大人向けもありますが、海外は子供だけ。日本人はみんなキャラクターが好きで子供と大人の差はありません。19世紀に日本を訪れた欧米人は驚いたそうですー子どものいる場所に色々な活動が集まっている、子供と大人が共存していると。一方で欧米は子供は世話される存在で、守られています。子供は大人になるための途中段階という認識です。」


宗教も関係するのでは?

「そうですね。天国に向かってただ一方的に成長していくのではなく、仏教では生は永遠で円を回っているものです。これが日本の世界観を支えているものだと思います。」

横浜の市長選の冊子には、キャラクターが載っている。

イコットJr.と呼ばれていて、これは日本語で「行こうよ」から来ている。

キャラクターは横浜の象徴である灯台をイメージしている。以前からあったが、これは5年前に更新された。


キャラクターの更新などに税金を使うことに反対がないのか、市に聞いてみた。

「実はないです。皆に受け入れられていると認識しています。2016年の選挙では全国で投票率が18%を下回りましたが、横浜はトップ20の大都市の中で一番の選挙率を誇りました。キャラクターが一役買っていると思っています。」

キャラクターはどれくらい効率的でどれだけ役に立つのだろうか。

「人々はいろんなことをしなくてはいけないので注意はバラバラです。選挙は大事。まずは人々の注意を引かなければなりません。ただのスローガンだったらただ読むだけになって忘れてしまうかも知れません。キャラクターがいることで、人に何だろうと思わせる、そして選挙に行かなきゃと思わせることができます。」


それは分かった。でも、例えば交番のキャラクターは子供っぽく見えるのではないだろうか?


「子供の視点で見てみましょう。警官は怖い人ではなく、自分のサイドにいて支えてくれるということをわかってもらえるのではないでしょうか。」

かわいい女の子キャラクターが商品等を象徴しているのは、今トレンドだ。

例えば、秋葉原の電気ショップにいるアキバたん。秋葉原の店舗を代表している。

店長に聞いてみた。


「会社はTwitterで情報を発信していたが、うまくいきませんでした。ただ会社のブランドを発信するだけになっていました。これらのキャラクターはTwitterのアカウントを持っていて、情報を発信して顧客の返信にも答えます。そしてファンを集めることができます。」

株式会社繁盛プロジェクトは、キャラクターをデザインする会社だ。

会社だけでなく、政府や小さいプロジェクトでも使われている。

「かわいいキャラクターは安全でリスクが小さいです。」


例えば、セプティックタンクを製作している会社には、水を浄化する商品を売っているため、水が汚染されたのでこの浄化装置に住んだという設定のキャラクターを作った。

会社はこれを海外向けの冊子にも載せている。海外から注目は高い。キャラクターを使うことで日本製というインパクトを与えられる。

青木教授は言う。


「会社のキャラクターは、会社のイメージを明確に与えてくれます。キャラクターは象徴でありますが、それがカバーとなって、その本質を隠してしまうこともあるかもしれません。

日本は何かを差別化するのは苦手です。これは欠点として何かを詳細に見たり論理的な分析には向かないでしょう。でも、これはお互いに平和的に過ごし対立を防ぐことに役立つことも事実です。擬人化は日本の社会に浸透しています。擬人化は日本のシステムを支えているものなのです。」




■引用元



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海外の反応


・仏教の輪廻の考え方が日本のこういう文化に影響しているんだね。

・セプティックタンクの冊子にさえ、アニメキャラクターがあるなんて!

・小児愛文化ということを言わないように努力するのでなくて、少なくともこういうマスコットが世界的に認められていると言った方が良いと思う。

・面白い話だった!僕は日本のアニメが大好きだから、こういうのは歓迎だよ。

・アメリカでもこういうの沢山あると思うんだけど。でも、セクシーさが少しないキャラクターかな。

・どこの国でも、大人なんていなくてみんな子供だよ。大人って定義にはまろうとしているだけ。

・小児愛傾向は日本をダメにしてしまうと思う!

・初音ミクも日本からだったよね。

・これは面白い番組だね。僕も謎に思ってたんだけど、なんか少しわかってきた。

・擬人化が戦艦とか刀だけでなくて、セプティックタンクって!!

・日本人がこんなに「かわいい」にこだわる理由が分かったわ!

・多神論とアニミズムがその根本にあるという説明は興味深いね。

・キャラクターが日本にありすぎるから、気づかないって人もいるのかしら?

・日本人が右脳的に判断するっていうのも面白い点ね。

・僕はこういうキャラクターを他の国でも採用すべきだと思う。




ひとこと


日本語が入ってる=日本製というイメージを利用した海外での販売戦略はよく見かけます(Made in Japanであろうかなかろうが)


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