
概要
避けたほうが良い日本語と言い換え方
今日は日本語を勉強中の人がよく間違えやすい避けたほうが良い表現、正しい表現方法を教えていきます。アニメや漫画で日本語を学んでいる人は特に要チェックです。
「あいしてる」
I love youを辞書や翻訳で調べたり、テキストで習うと「あいしてる」と出てくると思いますが、日本人はなかなか「あいしてる」は使いません。相手にあいしてると言われたら、日本人は不快に思ってしまう人が多いでしょう。
そこで代わりに「だいすき」を使います。ただ日本では感情を言葉で表現することが少ないため、家族や友人に「あいしてる」はもちろん、「だいすき」を連発するのも避けたほうがいいでしょう。
恋人同士でも「あいしてる」や「だいすき」をあまり言いません。その代わり手をつないだり、プレゼントをしたりして愛情を表現します。「あいしてる」は意味のある言葉なので、プロポーズ、結婚式、相手が死んでしまいそうなときなど人生の重要なポイントで使われます。歌詞やポエムでは感情表現を豊かにするために「あいしてる」が使われたりもします。
だいすきは物に対しても使えます。「ピカチュウがだいすき」のように「~がだいすき」で「I love ~」と表現できます。「ピカチュウあいしてる」と言うと変わった人に見られてしまいそうです。
「ありがとう」
なぜ「ありがとう」を避けるべきなのか疑問に思う人もいるでしょう。
「ありがとう」は日本人の間では親しい間柄で使う表現で、知らない人(例えばお店の店員さん)には「ありがとうございます」といいます。「ございます」は丁寧語でより言葉をより礼儀正しくフォーマルに変換します。「ありがとう」でも間違いではないですが、「ありがとうございます」と言ったほうがよりネイティブです。
また日本人の感覚の中に「お客様は神様だ」という感覚を持つ人がおり、店員さんに対して「ありがとう」を言わない人もいます。他の国では大変失礼な態度のように思うかもしれませんが、これも日本の文化、考え方の1つなんです。
「あなた」
「あなた」もテキストで必ず習う単語だと思います。面と向かって「あなた」を使うことはまずなく、使う場合は一般的な人たちを指します。しかしその場合も「あなた」を使うと上から目線に聞こえてしまう場合があるので、「みんな」「みなさん」を使うのが好まれます。
また同じyouの表現で「おまえ」「てめえ」「きさま」があります。「おまえ」はよく男性が親しい間柄で使う表現です。これから喧嘩しようとする相手にも使う言葉なので使用は避けたほうがいいでしょう。
「てめえ」はヤンキー・不良が使う言葉なので、そう呼ばれたら逃げたほうがいいでしょう。「きさま」はアニメで使われていますが、日常ではほとんど使われていません。
「よくできました」
Well doneの訳として使われていますが、先生が生徒を褒めるときに使うことが多いので、上から目線の表現になってしまう可能性があります。「すごい/すごいです」「さすが/さすがです」と褒めるほうが良いでしょう。
「さすが」は想像していた出来に対して褒めるというgreat as alwaysの訳で少し英語訳と日本語の意味合いが違ってきますが、比較的日本人がよく使う表現です。
「~なさい」
これは命令形なので両親や先生がよく子供に使います。「~なさい」だけではpleaseの意味が含まれていないため、「~て/~てください」と言う方がいいでしょう。例えば何か見つけた時、友達には「見て」、目上の人には「見てください」のように使い分けます。
強めの表現にしたい場合は「~ろ」を使います。例えば友達にくすぐられたとき、「やめて」と言って頼んでもやめてくれない場合「やめろ」と怒りを込めた強い表現になります。ただこの表現も普段から使うのは好ましくありません。
汚い言葉
日本語には英語のようなFワード、Cワードがありません。あえて言うならば「~ねえ」が不快にさせる否定言葉でしょうか。「たべねえ」「かわいくねえ」のように使います。
Shitにあたるのは「くそ」ですが、こちらも日本人はあまり使いません。例えばタンスに足をぶつけた場合、英語では「Shit」と叫ぶと思いますが、日本人は「あー」と叫んだり「痛い」というだけで「くそ」とはあまり言いません。
両親など年上の人に向かって「くそじじい/くそばばあ」と怒ったときに言う人もいます。
「かわいそう」
日本人は他人から「かわいそう」と言われることを好みません。残念な気持ち、相手を思っていることを伝えたい場合は、「大変ですね」「残念ですね」を使ったほうが良いでしょう。
■引用元
1
海外の反応
・日本に行ったときに実際に店員さんに「ありがとうございます」と笑顔でお辞儀しながら言ったよ。他の人がやっていなくてもその方が気持ちいいもんね。
・「ありがとう」にも丁寧語があるんだね。そうやって言ったほうがより日本人や日本文化への尊敬の意を表している気がするな。
・日本人の彼氏によく頭をなでなから「よくできたね」って言い続けてた。やっと今日何で彼が私のことをお母さんみたいっていうのか意味が分かった。
・これを見て変な日本語使ってたって後悔する人いっぱいいるんだろうな。
・大学時代の日本人の同級生に「よくやったね」って褒めたことあるけど、その時に何にも言われなかったけどな。
・よく「どうも」って言葉を耳にするけど、これも尊敬語でフォーマルな表現なんだよね?
・日本人の友達が何か問題を抱えているとき、「かわいそう」ってテキストを送ってた。彼女から返事か来ないわけだわ。
・日本語にはいっぱいルールがあって日本人はストレスを抱えまくりなんじゃないかって心配になるよ。言いたいことを自分の言葉で好きなだけ表現したらすごく楽だよって伝えたい。
・「あなた」って使わないっていうけど、知らない人に質問したいときは何て言ったらいいのかな。MrやMsのような日本語があるのかな。
・日本の両親は自分たちの子供にI love youって言わないことにすごく違和感を感じる。
・日本人のルームメイトが足の指を椅子にぶつけた時、椅子に謝ってたよ。
・日本人が店員さんに声をかけないことに驚いた。僕の地域では静かでいることが逆に失礼だから感謝を伝えないなんてありえない。
・避けたほうがいいのは分かったけど「なさい」っていう響きがすごい好きだわ。
・避ける言葉と同じ意味で使っていい言葉の比較がすごく分かりやすかった。
・何年も日本語を勉強してきたけど、だいすきって表現は初めて聞いたよ。
ひとこと
日本語を勉強しているのに「だいすき」を知らなかった方の教材を見てみたい
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コメント
外人から愛してるって言われても日本人ほどの違和感はないよ
>他の国では大変失礼な態度のように思うかもしれませんが、これも日本の文化、考え方の1つなんです。
店員さんにありがとうと言わないのは、日本文化ではないです
古風な考えの文化的な日本人は、今でもちゃんと店員さんにありがとうという人も多いです
その礼儀を現代社会の中で忘れかけてる人が日本では増えてるだけなので、この部分については日本の資本主義社会化で悪くなってる部分だと言っていいと思います
外国の人がありがとうという習慣があるなら良い習慣なので、日本であえて悪い作法の人に合わせる必要はないと思います
良いほう礼儀を貫いて欲しいです
日本人、何とかしろ。
そうだね。
>>4
これはネットでも悩むね。実際にはさん付けで相手の名前を呼ぶけど、ネットも含めて名前知らない人は主語を省略してる。なんて言うのが正しいのか分からん
「今日は遅いんだろ?」
「誰が?」
「誰がって、決まってるだろ」
「わたし?」
「うん」
「君」はキザだし、いきなり「お前」というのも何だし、目の前の人間を名前で呼ぶのもヘンだし、「あなた」はよそよそしいし.「おめぇ」はカッペ臭いし、「そなた」は時代がかっているし・・・
より正しい言葉を学びたいってんならガンバレとしか言えないけど。
あと店員にお礼を言わない人の事を、私はただの横柄な人だと思ってる。
『お客様が神様』って言葉も、サービスを提供する側の『それくらいの気持ちでやる』という仕事態度なだけで、客側が主張を通す時に使うのは違うでしょ。
そういう横柄な人やクレーマーの主張が日本文化の一部って言ったらそれまでだけどw
あーもう!
ありがとうを言わないのは失礼な態度だよ
そして「お客様は神様」は外国人に広めちゃダメ!
外国人はこの言葉を勝手に解釈して日本人の店員を奴隷のように扱うよね!
店員から神様と思われるくらい外国人も礼儀正しくしろっての!
散らかして壊して食べ物投げて「お客様は神様でしょ?」って態度の外国人か多過ぎ!
いやいや、それで結局その返しは甘えた子供っぽいだろ。w
名前で呼ぶ以外、ちょうどいい感じのがないから、会ってまもなくて名前に馴染まないとか、呼ぶのが恥ずかしい人とかは主語を抜いてしまう。
どっちも言われて悪い気はしないだろ
むしろ言わなきゃ分からんのか?と思ってしまう
親は子供を命に代えても守るのが当然だろ
夫婦間も同じだよ
「今日は遅いんだろ?」に嫁が「何が?」って返してたらその時点で詰みじゃねーか
コミュ障かよ
あまり貴方は使われないね
相手の名前にさん、くんなどのお互いの立場に合わせたものを組み合わせるし
一人称も場や相手に合わせて変える
これらは視点が自分にあるのか、社会の中にあるのかという根本的な違いがある
子供が生まれると夫婦間のお互いの呼び名が名前からパパやママ
お父さんやお母さんになることも日本では普通
これがわかってないと奇妙にみられることも実際あるから覚えておいた方がいい。
その上で徐々に価値も変わってきてると言わないとダメだ。
それと残念だけど「お客様は神様」論は文化になっちゃてるよ。
自分がいいと思うものだけが文化何て都合のいいことは通用しねえよ。
俺もお客様は神様論は大嫌いだけど。
それを当たり前と捉える傲慢な勘違い客の方が問題
日本も見習った方がいいよ
言葉通りに受け取ったらものすごい誤解を生じる危険が極めて高い
「ありがとう」は逆に場違いになる危険はほとんど無いし、間違えてもまずダメージは無い
むしろ積極的に使うべきフレーズ
「年金受給者の熱気がムンムンだわ」
実際かなり無茶(日本人視点)な要求が通る
そしてやはり日本では神様も自然の一部であるが
一神教の国では神様の下に全てが存在している
つまり神様(The GOD)という言葉がいけない
ゆえに他の文言を使って方が良い
正月に大掃除をして門松を飾るのは
歳神さまを家に呼び込もうというもの
そうやって来ていただいて、喜んでいただいて
一年を健康に過ごそうというもの
「お客様は神様だ」は店員側の心構えの話だっつーの
そういう文化は確かにあるよ
しかし客側の態度ではないので、客がデカイ態度取っていいなんて文化はない
自分は例えばお店や電話で少し話をする必要があるときは、「あっ、お名前を教えていただけますか」と聞いて、あとは名前で話すな(「あっ」が結構大事。「お名前を」の前に一呼吸作らないと怖い感じを与えかねない)。「xxさんのお勧めはどれですか?」とか。何にせよ「あなたは〜」というのは使いにくいよね。
日本でそういう人がいるのは間違いなくても、わざわざアホを真似る必要は無いよ。
あと明らかに外国人が「やめろください」とか「よくできたあなた」とか変な言い回しをしても気分を害する事なんかないから、単に「日本語あまり上手くないな?」と思うだけだし、そうだからって嘲笑ったりしない。
「言いたいことを自分の言葉で好きなだけ表現」これも殆どの人は全く意識せずに自然に出来てる事なので心配無用。
出来なくてストレスになるのは使いこなせない外国人だけ。
言葉の不自由なDQNは使えなくても全然お構いなしだし。
カップルで来て男が態度でかいのはすごくダサいよね
でも海外ではお礼を言うのが普通なんだね
良い文化だと思う
見習うべきところはこっちも見習わないとね
「てめぇ」も「手前」の江戸訛りで本来は自分を指す一人称が変化したものだ
まぁ決してお上品な言い回しではないけど、汚い言葉と決めつけるのもどうかね?
フランス人が職人に技を学びに来た分際で
初日「アリガトゴザーマース」「アリガトゴザーマース」
2日以降「アリガートーアリガートー」「Thank you very much」「アリガートー」
「御座います」付けるのが面倒になった模様
「Thank you」と「Thank you very much」の違いを分かっていながら相手への敬意より自分の楽を選択するガクソイジンの典型例
聞きすぎて違うって言われたらどうしたらいいのか分からなくなるから聞かないし聞きたくない。
>目の前の人間を名前で呼ぶのもヘンだし
変じゃないよ「**ちゃん今日遅くなるの?」って普通に言う
最初に「なんて呼べばいい?」って聞くのが手っ取り早いかも
相手も好きな呼ばれ方とかあるだろうし
九州のド田舎では意外と日常的だよ
但し、なまって「きさん」って発音
この逆を気をつけねば
知り合ったばかりで名前知らない場合は主語抜いて話してるな、その場限りの相手で主語抜くと文章がおかしくなるときは貴方使っちゃうときあるけど…
考え方が中国や韓国と同じで甲と乙でしか人間関係を認識できないんだよ
ありがとーございます、はよく言うし丁寧なコミュニケーションですけど、
サーブしてくれたウェイターや会計したレジに「ありがとー^^」は
なれなれしすぎます。おっさんでもなかなか言わないし、店員さんも(苦笑)です。カタコト丸出しのガイジンさんならともかく、日本語を学んでる人なら
友達に対する「ありがとー^^」とサービスしてくれた他人に対する「ありがとーございます」を使い分けできた方がいいですよ。
だから、伝えるなら正しく伝えないとダメじゃん
文化が違う、あっちでは神様は絶対的な支配者
支配者と奴隷くらいの感覚で傲慢に振る舞うよ
神様という言葉の概念から違う事を伝えないならこれを広めることはむしろマイナスなんだよ
つまり今時、店側にせよ客にせよ、そんなこと言ってる奴らの勘違いでしかない
外国人が紹介ってことは日本に住んでるアジア人なのかな
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