概要
ジャパノロジー 睡眠
日本人の睡眠時間は他国と比較して短い。それに比例して睡眠のビジネスは大きい。
効率的に寝るテクノロジーを紹介しよう。
2016年の調査によると、睡眠時間のトップ1は南アフリカで9時間13分、2位は中国9時間2分。日本は最下位から2番目で7時間42分だ。日本の睡眠のマーケットは6180億円だ。
日本の睡眠事情
布団が普通だったが今は60%がベッドも使われている。湯たんぽや布団乾燥機など、沢山の布団関連のアイテムが使われてきた。
ここ50年で睡眠時間が短かくなっているのは、24時間営業の店が多くなり明るい照明が睡眠を妨げていたり、長時間労働も睡眠を短くしていると考えられている。
高い睡眠グッズを買うことでその短い睡眠時間を相殺している。
また、通勤時間に寝たり昼寝したりして賄っている。日本は公共の場で寝ても安全な場所であるということがこの助けになっているのだろう。
睡眠に関する様々なビジネスが存在
都内のカプセルホテルでは昼寝プランがある。1500円で90分だ。
ホテルのベッドアイテムも良い枕を使用していて、枕が睡眠の質を高める。また、明るい照明も用意されていて体内時計を整えられるようになっている。
夜行バスでは、ビジネスクラスの飛行機のような椅子が用意されていて、長い旅でも快適に座っていられる。新幹線よりは安くて人気だ。
住宅マーケットでは、トップクオリティのベッドを用意している。夜は星空が見られるような天井があり、季節や時間によって見れるものが変わる。
睡眠中に心拍数や呼吸を見るセンサーが導入されている。これが記録され、医者がモニターを見れるようになっているのだ。
東京のベッドメーカーでは、チンパンジーが寝方を研究されて作られたベッドが売っている。小さいが結構快適だ。ハンモックのように少し揺れるようになっている。
日本では、睡眠ビジネスはただのリネン類だけでなく、睡眠の環境を整えるようなトレンドになってきている。睡眠の質を測るデバイスも多く発売されている。
睡眠に関する面白いトレンドを紹介しよう。赤ちゃんのねぞうアートだ。
寝ている赤ちゃんの背景に色々なものを置いてアートにするものだ。
世田谷にあるこのアート教室を開いている小出さんは、彼女のご主人が仕事で遅くてなかなか早く帰ってこれないので、子供が良く寝てるということをクスッと笑えるような形で伝えようと思って始めたという。
東京のあるオフィスでは、昼休みに15分ほどの睡眠をとっている人が沢山いる。
従業員の1人は、始めはその短い昼寝の後は眠かったが、今は起きるとすぐ仕事に取り掛かれるようになったという。
浜松のある会社では、睡眠の記録を従業員に書かせている。この記録は睡眠アドバイザーに見せ、アドバイスをもらう。ある従業員は、寝つきが悪かったが、眠くなったら眠るようにと言われ、今では1時間早く寝てもすぐに寝れるようになった。
睡眠の質を高めることで仕事に集中できるようになる。
日本人は睡眠時間が短い。それが睡眠の質を上げることに興味を持つようになったと考えられる。
健康に対する興味の高まりもまた、睡眠ブームに火をつけたとも言えるだろう。
今は子供たちに睡眠の基礎教育も学校で行っている。
睡眠は個人の問題だけでなく、社会を支える問題だ。
■引用元
1
海外の反応
・興味深い話だった。寝る前にいつも見てるよ。
・テクノロジーはすごいけど、やっぱり昼休みに寝るような生活はしたくないなあ。
・シリコンバレーは新しいテクノロジーが生まれる場所だけど、日本もたくさん色んなテクノロジーが生まれているところだと思う!
・星空のあるベッドルームって素敵だね!
・布団乾燥機っていいね。あと、布団で寝てみたけど、背中が痛くならなくてよかったよ。
・見てたら睡眠大事って気分にしてくれたよ。ありがとう。
・僕たちはNYに住んでいて、もちろん日本人ではないけれど、布団を愛用しているよ。寝心地がとてもいい。
・チンパンジーから開発されたベッドって発想が斬新だ!
・この日本人の効率性を求める姿勢は尊敬だね。
・パソコン、信頼性のある車、そして今や睡眠テクノロジー!この人たちに勝てることなんていつか来るんだろうか?!
・ねぞうアートの赤ちゃんすごくかわいい!
・僕は一日12時間寝て、人生に文句を言っている・・・(笑)
・思いもつかなかった。こういうこと知れてよかったよ。
・田舎はネオンが少ないし、状況は少し違うんじゃないかな。
・チンパンジーのベッド試してみたいな。よく寝れるのかな。アメリカで買えるところあればいいけど。
ひとこと
睡眠不足は効率性を落とします。寝るのが一番
SPONSORED LINK
コメント
結構人気あるんだね。
コメントする