
概要
今日の出来事:モハメド・アリVS日本のプロレスラーの世紀の茶番劇が繰り広げられた日
フロイド・メイウェザーとコーナー・マクレガーの茶番劇が間もなく行われる予定ですが、遡ること1976年の今日6月26日、世界ヘビー級チャンピオンのモハメド・アリが、日本のプロレスラーであるアントニオ猪木と戦い、ぐだぐだのままその試合は終わりました。
メイウェザーたちとは違い、リング上ではほぼ何も起こらず、結果を予想することは不可能なものでした。
アリは世界ヘビー級チャンピオン戦の時に8オンスのグローブを着けていたのですが、この時は4オンスのグローブを着けました。試合ではパンチを許可されただけでなく、もしもグローブを着け続けるならレスリングに変更する権利をも与えられていました。
素手で戦った猪木は、組み打ち・投げ・チョップを許可されていました。どちらも、頭突き、ベルトの下をえぐったり叩いたりすることは禁止されていました。
試合は、3分15ラウンド。多くの人々は、アリがこのような試合に出て評判を落とすのではないかと思っていました。とはいえ、我々はこのイベントを無視するわけにはいきませんでした。なぜなら、アリは世界ヘビー級のチャンピオンだったからです。
東京での茶番劇は引き分けに終わる
数百万ドルのギャラで行われたこの異種格闘技戦は、2人のチャンピオンがだらだらと15ラウンドの茶番劇を繰り広げ、この年最悪の試合とな、東京の武道館の観客をがっかりさせました。
レフェリーのジン・ラベールが71対71のイーブン、ジャッジの遠山甲が72対68で猪木、同じくジャッジの遠藤幸吉が74対72でアリ、という点を付けました。
アリのキックを受けた後、猪木は試合のほとんどをリングに尻をつけて、這っていました。アリはリングを飛んだり跳ねたりして動くことに満足しており、猪木に対しての挑発の言葉を乱発し、時々横たわった猪木にキックをしていました。
7ラウンドまでアリはパンチをしませんでしたしジャブは短いものでした。まったくつまらないように見せかけた猪木による戦術のようでもありました。猪木は何度もリングに飛び込み、アリの拳から逃げ続けました。けれど、アリが背後でジャブを右に、もしくは左フックを打っているようで、一見猪木の行動は正当かのように見えました。
猪木は一度も手を使っての攻撃はしませんでした。空手スタイルのチョップは禁じられていたのです。試合の最後に観客はブーイングを浴びせ、座布団やプログラムをリングに投げ込みました。
“我々はどちらも賢すぎた。”アリは後にそう言っています。“僕はずっと、6百万ドルのことばかり考えていた。”
アリの左足は猪木のキックによってひどいダメージを受けたと主張していますが、そこまで腫れているようには見えませんでした。試合後もまだ元気そうに見えました。
アリのコーナーについたアンジェロ・ダンディは、この一連の出来事に恥じているように見えました。
これは、王者アリにとって、これまでの中で最高に簡単に賞金が手に入る試合に見えました。そして、明らかに最も大きい額の。
ですが、これはボクシングにとっては全くの無意味なものでした。
ジャイアントがチャックを破る
同日、有料チャンネルではチャック・ウェプナーが巨大なレスラー アンドレ・ザ・ジャイアントに3ラウンドで追い詰められている様子を放映していました。
10分間ひと勝負と決められていたこの試合は、ニューヨークのスタジアムから中継されていました。この組み合わせにおいて、ウェプナーは95キロ大きい相手と戦っていました。リングの上で、彼はまるで小さな子供のように見えました。
アンドレは長いカールした髪の毛をなびかせ、腕を振り、遠慮なく向かってきました。その姿は童話に出てくる鬼のようでした。彼は終始挑発的な目つきで戦いました。
終わりは、3ラウンドの1分15秒にアンドレがウェプナーを掴み、彼の足をフロアに叩きつけたことでした。ウェプナーがロープに寄りかかって倒れたところをアンドレが掴み、エアプレーンスピンをして、ウェプナーをリング外に出したのです。
ウェプナーは時間内にリングに戻れず、カウントアウトとなりました。彼がリングに戻った時、アンドレにとびかかり、乱闘状態になりました。
これは、この尻切れトンボで終わった戦いの、あさましい終わり方でした。
■引用元
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海外の反応
・このエキシビジョンによって、アリのキャリアはほぼ止められたよね。キックによって、アリの片足は切断寸前まで追いやられたし。これは、アリとノートンのラバーマッチにも影響したんだ。
・あははは、この試合はほんっとにコメディだと思うよ。
・この試合のこと、昨日話したばっかりだー!!
・ある意味、見るのが辛い試合だよね・・・。
・で、また別の茶番劇が間もなく行われようとしている・・・。
・この試合、おかしいよね・・・。
・レスラーと戦っちゃだめだな。
・そうそう、15ラウンドのつまんない引き分け試合だったよね。
・この試合に対して言えることは一つだけ・・・筋書あり。
・これで、アリの試合人生は短くなったんだよね。
・コーナー・マクレガーはレスラーじゃなくて、まじの格闘家だよ。レスリングっていうのは、練習してからステージにあがるんだよ・・・。
・アリVS猪木、ロッキーVSハルクホーガンのリアルバージョン!
・この試合は、最悪中の最悪。誰もこんなの気にしてないよ。
・アンドレとウェプナーの試合はまだよかった。でも、エンタメ的にはどっちもだめ。
・確か、1、2年後にウェプナーは猪木と対戦してるよね。でも、ステージマッチだったような気がする。
・”ずっと6百万ドルのことを考えていた”って・・・こんなばかげた状況ですら、お金のこと考えちゃうもんなんだな・・・(笑)
・全然違うよ・・・マクレガーは床の上では終わらないだろうし。とはいえ、彼は始めようともしないかもだけど・・・。
ひとこと
マクレガー選手の独特のステップが好き
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コメント
JKをアリ、客を猪木に見立てた試合再現オプションとか有ったら見てみたい(自分が参加するとは言ってない)
>取材攻勢が凄くて打ち合わせできなかった
試合開始まで、猪木側とアリ側が会えなかったと思ってんのか?
ルール策定の流れに関しては、新間寿、山本小鉄、ミスター高橋など、関係者の複数の証言があるがね。
なお、猪木側の交渉は新間寿に一任されており、ルール問題について連日の交渉に臨んでいる。
ルール的にも立って試合をすれば勝ち目がない以上、ルールの穴を突いて寝ているしかないw
試合開始直後、猪木が寝転がった時点で、最終ラウンドまでの展開は決まったも同然で、
アリとしては、ギャラのことでも考えながら15R我慢する以外する事がなかったんだろう実際。
凡戦/茶番としかいいようがないわなあ。
猪木信者とU系信者が異様に持ち上げてるだけで。
逆だ馬鹿。
プロレスやるつもりで来日したアリに、猪木側が無理やりリアルファイトを押し付けたからあんな変な試合になったんだよ。
筋書きがあると言う輩もおるがショー地味た興行であんなマジな顔するアリなんて見れるわけなかろう
本人や当時関わった関係者の証言映像もあるのに
アリはそもそも茶番をする為に来日してる
アリが決着はどんな感じにしようかと茶番の筋書き合わせに猪木サイドと話し合うも猪木は本気、猪木サイドは茶番がしたくて巨額マネーを払ったつもりも無い、それを知ったアリ側とのルール交渉が難航
猪木がとったあのファイトスタイルはとても情けなく映るだろうが現在の総合格闘技でもよく見られるスタイルでもある、当時からしたらもっとも先進的であり且つ猪木のずば抜けた野生の本能でとっさにでたもの、恐怖心でもあるが、世界中が観ている中スタイルを貫いた猪木も凄いが不用意に飛び込まないアリもやはり凄い。蹴り続けた猪木の脚は骨折、骨を折りながら蹴り続けている、軽く当たった様に見えるアリの一発のパンチで猪木も骨折
試合後、アリの登場曲アリボンバイエを猪木ボンバイエとし猪木頑張れとエールの気持ちを込めて送った。あれは凡戦でもなければイカさまでもない、後にも先にも二人にとって死闘はこの一戦のみ
大部はしょったが頑張って書きました、間違ってたら指摘願いますwww
異種格闘技史上最高の世紀の凡戦はラジャ・ライオンとジャイアント・ウマバの・・・おっと誰だろうこんな夜中に
見て損した気分だった。時間の無駄だった。
しかし、会見から追って見ていけば、ピンと張りつめた緊張感に身震いするよ。
特に猪木の、ニコニコ笑ってるんだけど目が殺気立ってる表情が。
試合自体もフルラウンドだからね。最後まで気を抜けないままドロー。
その後、アリの足がどうなったのかはご存じの通り。蹴り続けた猪木も足の甲がヒビ入ってたと言うね。凄まじい試合だったんだよ。
ドラマチックな展開を期待する人には特にね
あのリアルファイト独特の緊張感が伝わらない人は残念だね
ブックありの真逆だ
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