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概要


日本の皇太子・徳仁親王は、皇室の“爽やかな風”になれるのか？


日本の皇太子である徳仁親王はオックスフォード大学留学の際に残りの数週間を大好きな場所に再訪することに費やしました。次に来る時には、もう学生のように自由には街を見てまわることができなくなることに、気づいたのです。“街は変わらないでしょう。


違ってしまうものがあるとすれば、それは私の人生においてのポジションです”彼は自身の回顧録にそう書いています。“それについて考える時、不安な感情に襲われて、時間が止まるようにと願ってしまうのです。”



天皇の退位と継承

30年以上、彼はもう1つの“移り変わり”に向き合ってきました。83歳になる明仁天皇は退位を希望し、息子にその位を引き継ごうとしています。それを認めるための特別な法律が議会を通り、天皇は2018年後半に退位する見込みです。


57歳になる徳仁親王は、自身の準備は整っており、両親と同様の道を歩んでいく意向を示し、“国民に寄り添って”行きたいと話をしています。


しかし、過去に皇室のお世話をする宮内庁とぶつかったことのある皇太子は、皇室に“爽やかな風”を持たらすことについて話しています。宮内庁は、継承問題、人員不足、皇太子妃・雅子殿下の精神健康問題など様々な問題に直面しています。



“僕が一生全力でお守りします”

皇太子がオックスフォード大学留学中に、英国外務省は皇太子のことを“親しみの持てる、けれども少しだけシャイな青年”と述べています。1986年に日本に戻った後すぐに、彼は後に妻となる小和田雅子に出会います。彼女はハーバード大卒、数か国語を流暢に話し、非常に難易度の高い外交官の試験に合格をする、という才女でした。


彼女は非常に保守的な皇室に嫁ぐことに悩み、求婚への返答にも時間を要しました。“心配や不安があるかもしれないけれど、僕が一生全力でお守りします。”皇太子がそう伝えた後、彼女はそのプロポーズを受け入れました。


結婚後は、男子の誕生が強く望まれました。日本では女性は王位を継承することもが認められていませんし、また皇太子の弟妹にも息子はいません。男児の誕生か、法律の変更が必要とされていました。皇太子夫妻のプレッシャーは相当なものだったでしょう。


2001年に愛子内親王が誕生しましたが、問題の解決にはなりませんでした。その後、雅子妃は健康上の理由により、公の場から姿を消すようになりました。


皇太子は、雅子妃について、皇室としての生活に合わせようとしていくことに“彼女は疲れ果ててしまった”と話し、彼女の人格やキャリアについて“否定することからの脱却”を宮内庁に訴えました。宮内庁は、雅子妃は適応障害―うつ病の一種とされている―だと公表しました。


継承問題の危機は2006年に皇太子の弟に男児（悠仁親王）が誕生したことで軽減されました。そして、近年では愛子内親王はより公式の場に出るようになってきています。2014年、11歳の時に初めて公式の宴に出席し、1年後にトンガに公式訪問をしています。ですが、2016年に“まだ浮き沈みのある状況”だと皇太子は話しています。



“感傷的な庇い方”

“皇太子が、自身の約束に則って雅子妃を守っていることに深く感動している女性もいる。”日本の皇室問題に詳しいポートランド州立大学教授のケネス・ルオフは話します。“ですが、極右の人々は全く気にしていない。彼らは皇太子の雅子妃の庇い方は感傷的なものだと思っている。”


ケネスは、雅子妃の病気は夫妻の力量を公に示すことの妨げとなっており、現在の天皇夫妻が皇太子夫妻だったころと対照的だとしています。明仁天皇と美智子皇后は、障害を持つ人々が社会に入っていけるようにと“提唱し続けている”存在であり、皇太子夫妻は“夫妻として特に何も持たらしていない”としています。



皇室の抱える問題

皇太子は音楽が好きで、ヴィオラの奏者です。娘が生まれてからは父親として心を砕いてきました。また、水の研究に取り組まれ、国際会議でも数回講演をされています。


憲法において皇室は政治に関わらない存在だとされているのですが、彼はまた、政治に対しても方向転換しています。2015年2月に、戦後70年を迎えるにあたり、“過去を謙虚に振り返ると共に、悲惨な体験や日本がたどった歴史が正しく伝えられていくことが大切である”と話したのです。このコメントは、国家主義の政治家たちによる歴史修正主義への戒め、と解説をする人もいます。


これは、皇室を改革しようとしていることに対しての最大の障害と見られています。継承問題と同様に、皇室は縮小していっています。これは、内親王が結婚すると皇室を去らなくてはならないからです。眞子内親王は間もなく、そうなる予定です。


同志社大学教授のコリン・ジョーンズは新しい天皇はこの問題に対して介入できないだろう、としています。“現在のシステムのポイントは、政治が皇室を使わないようにすることで、皇室が政治をしないようにすることなのです”。



皇太子のこれから

天皇になれば、徳仁親王は忙しくなるでしょう。天皇は象徴的存在ですが、公のイベントにおいての憲法的役割があります。


“問題の本質は、ロジスティクスの1つだ。ある事柄をする時に誰がそれをできるのかを考えれば、それをできる人は限られている。”教授はそう話します。“注目すべきは、天皇と彼の弟（第二皇位継承者、彼の息子・悠仁親王は第三皇位継承者）の活動で、これまで人々が見慣れていたものとは違っていくだろう。”


オックスフォード大学での学生時代の回顧録からは、皇太子の好奇心旺盛で新しい経験を喜ぶ性格が垣間見えます。これは、これから彼の役に立つことでしょう。


京都産業大学教授であり、退位についての有識者会議のメンバーである所功は、皇太子は将来に対して準備が整っている、と話します。“皇太子は生まれた時から天皇となるために教育をされてきた。”“役割を担い、可能な限り求められたことに応えていくことは彼にとってとても重要なことだ。”



■引用元
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海外の反応


・望みはあるわ。彼の妻の雅子妃は、元外交官で、一流の女性だもの。2人一緒なら、素晴らしいことができるんじゃないかしら。





・天皇にとって退位ができるのはよかったと思う。ゆっくりしてほしいよ！女性天皇も認めてくれたらいいのになあ。歴史的にも前例はあると思うけど。





・2017年において、ある人々が”神だと思われていて”、他よりも優れていると思われているなんて、驚きだよ。





・↑ 誰も神だとは思ってないよ。あくまで象徴的存在なんだよ





・もちろん、彼ならできる！！彼は若くて、エネルギーがあって、意志も知性もある！皇太子も、家族も頑張って！！





・新しい時代がやってきたんだよ。彼の前に道はできていると思う。





・日本の皇室って、イギリス王室みたいに実際の権力はあるの？





・↑ 彼らの権力は、戦後に弱められたんだよ。





・皇室とか王室の制度には、僕は反対だな・・・。





・正直言うと、時々日本の皇室があることを僕は忘れているよ。





・彼らが日本独自の服を着ていないことが悲しいなあ・・・文化が失われてしまうよ。





・皇太子が平和的な人だといいなあ・・・。





・日本に皇室がまだ残っているなんて、知らなかった。





・世界的には、割とどうでもいいのでは・・・。





・日本が戦争の時に、天皇に関して色々あったこと・うまくいかなかったことを忘れないで・・・。





・まず、そのフォーマルドレスを辞めるところから始めようか・・・。着物を着たらいいのに。





・皇室とか王室って、歴史の本がディズニーランドの中だけの話であってほしい。ある家族に生まれたことで、他の人々と分けられるべきではないと思う。非人道的じゃないかな？（皇室における基本的な人権ってどうなってるんだろう？？）





・日本の人々、歴史と慣習、文化をすごく尊敬しているよ。彼らは、他の人々とはなんていうか、すごく違うものを持っているよね。



ひとこと


自由がなくなるというのはきついでしょうね


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