
概要
ゴースト・イン・ザ・シェル 爆死
昨晩、Kotakuのアニメオタクでありレポーターの私とマイク・ファーヒーで話題のゴースト・イン・ザ・シェル実写版映画を見に行きました。
二人ともアニメの大ファンです。映画は、とても期待外れでした、今朝映画の感想を話していたのですが、ここでもその感想の内容を紹介したいと思います。
-ネタバレ注意-
セシリア・デアナスタシオ:ゴースト・イン・ザ・シェルを見た私たちの意見を発表する前に、初めに答えてほしいのはこれ、「何を期待していた?」?
マイク・ファーヒー:2-3時間真っ暗な部屋でドキドキしながら座っている。期待に応えるのは簡単なことだと思う。
セシリア:すごく基本的なことを言うじゃないファーヒー!映画は楽しませてくれるべき場所だしね。予告編を見たからあまり期待してなかったの?それともほかのアニメの実写版で残念な気持ちになったことがあるか?
ファーヒー:この映画のキャスティングの時点で僕の期待はもうなくなったね。僕はスカーレット・ヨハンソンが少佐を演じることに対して何も問題はなかったよ。でもたくさんの人の低評価の声をきいて楽しみだった気持ちが薄れていったよ。
セシリア:私も彼女の役に対して大きな問題はなかったけど、でも多くの人が日本人の役を白人が演じているのに対して文句を言っていた気持ちもすごくわかるわ。
ファーヒー:これははっきり言わせて。「映画を見るまでは彼女の訳に対して問題はなかった。」
セシリア:じゃぁ、初めに彼女が少佐を演じて気になった点はどこ?
ファーヒー:まず初めに、どうして彼女の中にもうすでにゴーストが入った状態から始まるところに違和感を感じたよ。
セシリア:映画の序盤に彼女が「何が起こったの?どうして何も痛み感じないの?私は誰なの?」みたいな映画でよくあるセリフを繰り返していたから?
ファーヒー:うーんそこだけじゃないけど、彼女の初めのアクションシーンとかね。彼女は自分のことをマシン以上の何物でもないとか、記憶がないことに不満を漏らしたりとか、なんだか違和感があるような感じだった。まぁヨハンソンの演技から感じたものなのかもしれないけどね。
セシリア:それはゴースト・イン・ザ・シェルの映画全体を通しての問題だと思ったわ。自信をもって目的を達成するために生きているアニメの映画版の少佐と比べると、この映画での彼女は自信喪失な感じがしたわ。私はこれはヨハンソンのせいじゃないと思う。彼女は少佐を完全に理解していたと思うし、アニメ映画版の少佐を忠実に演じてたと思うわ。ただ、映画の脚本が本当によくなかったと思う。
彼女の顔の動きまでアニメの少佐をちゃんと反映していたと思うわ。でもそれを見れる場面が少なかった。
ファーヒー:脚本が悪かっただって?なんてことを言うの!映画の初めの5分ぐらいにずっと映画のタイトル「ゴースト・イン・ザ・シェル」を繰り返していたし完璧だったよ。これでみんな映画の名前と意味をしっかり覚えることができたじゃん。
セシリア:本気で言ってるの?
ファーヒー:冗談だよ。脚本は本当に最悪だったよ。映画を見ながら頭に手を当ててしまったよ。
セシリア:彼女が「ゴースト・イン・ザ・シェル」と繰り返すたびにうんざりしてたわ。でも脚本がよくなかったという私の意見はどう思う?それかヨハンソンの演技がよくなかっただけだと思う?
ファーヒー:もしどちらかを選べと言われたら、脚本の悪さだと思うね。でも戦いのシーンはよかったと思う。バトーもよかったし、ビートたけしの荒巻役もよかったね。
セシリア:私も戦いのシーンはとても良かったと思う。それと、みんなのコスチュームや特殊メイクも気に入ったわ。世界観についてはどう思った?
ファーヒー:世界のデザインは素晴らしかったと思う。でもそのすばらしいCG技術に映画が頼りすぎてるんじゃないかなとも思ったよ。あとは、とても日本的なデザインだったのに、少佐が日本人じゃないことに少しばかばかしくなったり、荒巻が日本語で話しかけてるのに返事が英語だったり。普通に考えると失礼だよね笑。
セシリア:原作ではゴースト・イン・ザ・シェルの世界観はとても丁寧にデザインされている印象があったけど、実写版はまとまりがない感じがしたわ
ファーヒー:あと一番ぎこちない感じがしたのは、メジャーと娘が行方不明になっている日本人の女性と出会った場面だね。日本人の女性が娘のことを「野性的で自由奔放」だと話して、「あなたを見て娘を思い出した」と言った時に、どうやって?!って思ったよ。どうしたらアメリカで最も感情のない女性を見て、日本人の娘を思い出すの?「どうやって?!」って小さな声で叫んでしまったよ。
セシリア:私も叫ぶところだったわよ。映画を見に行く前に友人と韓国料理を食べていたんだけど、その時にアニメ版の映画が放送されてたの。その時に有名な戦いのシーンが流れてて、友人に「これは実写版でも絶対出てくる有名なシーンだから」といったけど、全然出てこなかったわ。もしアニメ版映画を忠実に再現していたら、映画もまぁまぁよかったかもしれないけど、やっぱりCGではなくアニメでしか表現できないシーンもあると思うわ。
ファーヒー:僕はあんまり外国人はアニメの内容には興味がないと思うよ。私たちはこの映画は日本のものだと考えている。アメリカ人女優がこの映画の主演に決まってから騒がれて、日本人を主役に使った方がいいんじゃないかと思わされたよ。
セシリア:この映画はすごいものを捕まえるような映画になることを想像ていたけれど、思い描いていたものと違ったね。
ファーヒー:一番よかったのは「草薙素子」とか自分の墓石の前に立っているエンディングのシーンだね。この低評価な映画を締めくくるのに完璧な終わり方だったと思うよ。
セシリア:アメリカ人監督の恩着せがましい終わり方だったね。「満足のいく終わり方」っているのを表現しようと頑張っていたと思うわ。
ゴースト・イン・ザ・シェルの原作は、読み手がどんな気持ちで読み終わるかなんて気にしてないわ。この私たちの残念な会話もそのように終了するのがいいと思うわ。この対話ができてよかった。
■引用元
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海外の反応
・私はすごく楽しめたわ。彼女が白人であることの理由がちゃんとあったしストーリーも面白かったと思ったわ。
・映画が出た瞬間から批判するのはわかっていたよwww
・僕はゴースト・イン・ザ・シェルのファンとして言わせてもらうけど、素晴らしい映画だったよ。人々は嫌味を言うのは止めるべきだよ。
・ちょっとみんな一生懸命になってアニメ版と実写版を比べすぎじゃない?全く同じようになるわけないわ!
・もう「白人化」問題はもう忘れようよ。スカーレットが問題じゃなくって、監督がダメだったんだよ。脚本が悪い映画には何も期待できないね。
・こんなレビュー読まなくっていいわ。自分自身で見に行くことがいいと思う。
・私はオリジナルを見なくってよかったわ。もし見ていたら色々指摘していたと思う。とても楽しめた映画だったわ。
・このレビューはほんとなの?僕はたくさんの人が映画を気に入ったって聞いたよ…不思議だなぁ。
・Kotakuは映画の評価をするのをやめるべきだと思うわ。
・私はこのレビューに書かれていることは一つも信じないわ。見に行ってみて、それぞれの意見を持つべきよ。
・このサイトで今までで前向きなレビューを1度でも見たことがある人はいる?
・多くの人が低評価している映画だけど、僕は素直にすごく気に入ったよ。そんなに悪いと思わなかったよ。
・アニメの実写版映画が好きなのは私だけ?物語もよかったと思うわ。
・僕はハリウッドがアニメを実写版にするのはあまり好きじゃないね。ゴースト・イン・ザ・シェルはアニメのままがいいよ。
・この映画は様々な意見があるね。でも注意してみてみると、ネガティブな意見はアニメ版と実写版を比べてる人に多く感じる。アニメ版と実写版は全くの別物だと思う方がいいと思う!
ひとこと
賛否両論と言った感じのようですね
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コメント
人間のゴーストは不変というキリスト教的解釈になってしまった実写は非常に残念
おかげで「個人の記憶の探求」という薄っぺらい話になった
だいたい作中に「記憶が書き換えられたら絶対に元に戻らない」とあるのに
書き換えられたのに記憶が戻る奴が2人いるっていう
記憶が戻るのを抑制する薬とか登場するし脚本メチャクチャ
少数派だと思うけどなぁ。
この部分はホワイトウォッシュ自体の問題じゃなくて、
日本を舞台にしたことでホワイトウォッシュが悪目立ちしたこと。
舞台をNYやLAにするだけで、脚本やセリフの違和感も減る。
とくに一番の違和感の根本「少佐が記憶をなくす」必要もないからねぇ。
>どうして彼女の中にもうすでにゴーストが入った状態から始まるところに違和感を感じたよ。
どうしてで書きだして疑問形に始末がついとらんが。
いや、アジア系アメリカ人という謎の集団が文句言ってただけで、
日本からはほとんど文句なんか言ってないだろ。
あの国が日本sageのネタに利用しただけ
日本のアニメ実写化と変わらない
よくここまで説明臭く作れたな、っていうヤツ
観る人に考えさせる事をしない
アクションももっと面白いサイバーパンクの映画あるし
義体と電脳という設定だけ引っ張ってきたアメリカ舞台の別の作品にすればよかったんだよ
後義体化も電脳化もまだまだの時期だから、技術的な面白みも担保できてない
後、ホワイトウォッシュと言われた少佐の設定も、一応意味はある。
あるんだけどその設定が大して活きないし、「草薙素子」という名前の帳尻合わせでしかない
映像的にはいいとこもあったけどね。ただ、義体アクション=重力無視みたいなのはほんと分かってないなだった
最後の最後で「実はこの人、少佐でした。元は日本の情報部員ですが、現在はネットは広大だわの新生命体です」ってやればよかった。
アジアって一くくりにするな。
アジアでまとめたいなら、タイやヴェトナム、ラオスやカンボジアやインドネシアやモンゴル、チベット、ネパール、ブータンまで入れろや。
見てみたいですね。
まぁ押井版が世界的に有名だし、士郎がやる気無いからしゃーないが。
二十年前の作品なのに映像的にも内容的にも一、二年前に作られたと言われても疑わないクオリティがあるからね
あのCG満載のアジアンカオスな街並みでSFはブレードランナーがやり尽くした後では新鮮さはない。ただ私はすごく好き
敗因は中途半端に原作に寄せようとしながら中途半端に興行気にして結果誰も得しない感じになった事じゃないの?
まだ見に行ってない奴は見に行くといいよ
戦闘シーンとか多脚戦車戦とか所々はあれ以上は無理だって程に完璧な押井アニメがやりたかった実写映像だった
CGもだけど役者も音響もカメラワークも編集も悲しくなるくらい日本の実写化とは格が違う
ただブサイクでキモい日の丸ゲイシャに銃弾ぶち込んでみたり
街並みはアジア丸出しなのに主要人物は白人で雑魚敵やキモいのはアジアンで向こうのアジア系で色々言いたがる奴が出てくるのはほんの少しだけだけど理解した
中韓がどうこう言うけどコレ制作で金出してんの中国の会社じゃない?
エンドロールも中韓ネームだらけよ。この事を日本人はもっとよく知って考えた方が良いんじゃないの?
スカヨハはあのもっちゃりしたボディスーツ姿以外は良かったよ。完全に叩かれ過ぎ
一部が原作ガーつーてるけど、漫画とアニメも内容違うよね
漫画はギャグやら百合要素やらあるけどアニメはほぼないし
世界的にバレてるのに情けなくないのかね。
コタクとかコリアンオタクの略でしょ。
三池崇史がめちゃめちゃお金かけたらこんな感じの映画になると思った
題材もヴィジュアルも特に新鮮味はなし
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